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2022年11月28日

スマホ決済とは?アプリの種類や支払い方法、メリット・デメリットを解説

キャッシュレス

QRコード決済

スマホ決済

スマホ決済とはキャッシュレス決済の一つで、スマートフォンを使ってレジで簡単に支払いができる方法です。スマホ決済ならカードを持つ必要もなく、お店で自分のスマートフォンを提示するだけで済むため、キャッシュレス決済に慣れていない人でもチャレンジしやすい方法です。本記事ではスマホ決済の種類や仕組み、メリット、デメリットを説明し、おすすめのスマホ決済についてご紹介します。

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スマホ決済の種類

スマホ決済とは、現金を使わず、スマートフォンを使って商品やサービスの購入代金を支払う方法です。2019年の消費税率引き上げと同時に行われたキャッシュレス・ポイント還元事業をきっかけに、スマホ決済を利用する人が増えました。

スマホ決済では、スマートフォンにインストールした専用アプリを使ってレジでの支払い手続きを行います。スマホ決済を利用するには、あらかじめ専用アプリにチャージするか、銀行口座・クレジットカードなどを登録しておく必要があります。スマホ決済には、大きく分けて「非接触型IC決済」と「QRコード決済」の2種類があります。

非接触型IC決済

非接触型IC決済では、スマートフォンに搭載されたNFC、FeliCa、Bluetoothなどの通信規格を利用して決済端末と無線通信を行います。お店で支払いをするときには、レジに設置された決済端末にスマートフォンをかざすだけでOKです。

QRコード決済

QRコード決済では、QRコードやバーコードを使って支払いを行います。ただし、お店での支払い方法には、スマートフォンに表示させたQRコードをお店の人に読み取ってもらう方式(ストアスキャン)と、ユーザーがお店のQRコードを読み取る方式(ユーザースキャン)の2つのパターンがあります。

スマホ決済の支払いの仕組み

スマホ決済には、ユーザーがお金を支払うタイミング別に、前払い、即時払い、後払いの3つのパターンがあります。

前払い(チャージ、プリペイド)

あらかじめスマートフォンの決済アプリなどにお金をチャージ(入金)しておく方法です。決済アプリによって利用できるチャージ方法は異なります。主なチャージ方法は、銀行口座からの引き落とし、クレジットカードでの支払い、ATMからの入金、ポイントからの支払いなどがあります。

前払いの場合、レジでの支払いは、チャージした金額の範囲内で行われます。チャージした金額が不足していれば支払いができません。前払い方式なら、現金を財布に入れているのと同じような感覚で使うことができます。キャッシュレス決済で使い過ぎが心配な人に特におすすめの方法です。

なお、残高が一定額以下になると銀行口座やクレジットカードから自動的にチャージを行うオートチャージ機能が利用できるものが多くなっています。オートチャージ設定しておけば、残高不足のたびにチャージする必要はなくなります。

即時払い(リアルタイムペイメント)

レジで支払いを行ったときに、即時に銀行口座から利用額が引き落とされる方法です。金融機関が提供している決済アプリでは、口座からの即時引き落としができるものが多くなっています。

デビットカードを使った即時払いも可能です。決済アプリの中には、クレジットカードだけでなくデビットカードを登録できるものがあります。デビットカードの利用料金は即時に銀行口座から引き落としされるため、デビットカードを登録しておけば、即時払いが可能です。

後払い(ポストペイ)

月末など決まったタイミングで、利用代金がまとめて引き落とされる方法です。口座引き落としのほか、コンビニエンスストアなどで事後入金できるものもあります。後払いは、主に次の3つのタイプに分かれます。


• 登録した銀行口座からの引き落とし

決済アプリに登録した銀行口座から1か月分の利用代金がまとめて引き落としされます。


• 紐付けしたクレジットカードで決済

決済アプリにクレジットカードを登録している場合、お店での利用代金はクレジットカードの利用代金として各カード会社の支払い日に引き落としされます。


• 独自の後払い決済

決済アプリが独自の後払い制度を設けているものもあります。この場合には、お店での利用代金は後日口座引き落としされるか、コンビニエンスストアなどから入金することになります。


• キャリア決済

通信会社が提供または提携している決済アプリでは、携帯電話の利用料金と合算して支払いができる場合があります。たとえば、d払いの場合、ドコモユーザーは電話料金合算払いを指定すれば、電話料金と一緒に後払いが可能です。

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スマホ決済のメリット・デメリット

スマホ決済は便利そうとはいえ、不安を感じる人も多いかもしれません。ここで、スマホ決済のメリットとデメリットを確認しておきましょう。

メリット① レジでの支払いがスピーディー

スマホ決済の場合、スマートフォン一つで支払いができるため、レジで財布を取り出さなくてもかまいません。スマホ決済ではクレジットカードのようなサイン、暗証番号入力も不要です。

スマホ決済なら急いでいるときでもスピーディーにレジを通過できます。会計時のストレスが減り、混雑時に周りに迷惑もかかりません。

メリット② ポイント還元がある

スマホ決済サービス各社では、利用額に応じたポイント還元を行っています。ポイント還元率は各社で異なります。一般的には0.5%くらいの還元率ですが、キャンペーンによりポイント還元率が高くなるチャンスも随時設けられています。

たまったポイント分は、チャージに使ったり、買い物時にポイント分を割引してもらったりできます。スマホ決済はポイント還元がある分、現金払いよりもお得です。

メリット③ 個人間の送金が便利

スマホ決済の中には、お店での支払いのほか、個人間送金に使えるものもあります。この場合、スマートフォンで相手のQRコードを読み込むか、相手のIDを指定することで、個人間送金が可能です。ただし、個人間送金を行うには、相手も同じスマホ決済を利用していなければなりません。

スマートフォンを使った個人間送金ができれば、銀行振込する手間がかからず便利です。手数料不要で送金できるケースも多くなっています。個人間送金機能を活用して、飲み会や旅行などの費用を簡単に割り勘できるものもあります。

メリット④ 支払い管理が簡単

現金払いの場合、領収証やレシートが残っていなければ、何に使ったかわからなくなることがあります。スマホ決済ならお金を使った履歴が残るので、使途不明金が出ることも少ないでしょう。スマホ決済が家計簿代わりになり、家計の管理がしやすくなります。

デメリット① 対応していない店がある

スマホ決済は、各サービスの加盟店でないと使えません。スマホ決済の種類は多く、お店ごとに加盟しているサービスも異なります。自分の使っている決済アプリがどこのお店でも使えるわけではないので、事前確認が必要です。

デメリット② 不正利用される危険性がある

スマホ決済にはIDやパスワードを使ってアクセスします。IDやパスワードが漏えいすれば、不正利用されるリスクもあります。正規の事業者を装ってユーザーからIDやパスワードを盗み取るフィッシング詐欺も横行しています。スマートフォン自体の紛失も心配です。

不正利用を防止するためにできることは、まず、セキュリティ対策が万全の決済アプリを選ぶことです。スマートフォンにロックをかける、生体認証にする、パスワードをきちんと管理するなどの工夫もしましょう。

デメリット③ 初期設定やチャージが面倒

スマホ決済をはじめるには、専用アプリをインストールした上で、銀行口座やクレジットカードの登録をしなければなりません。運転免許証などで本人確認が必要な場合もあり、使えるまでに時間がかかることもあります。

チャージ方式の場合には、チャージ用の口座を登録したり、ATMにチャージに行ったりしなければなりません。オートチャージを設定しておけばチャージの手間がなくなる反面、使い過ぎてしまう心配が出てきます。

d払いの場合、アプリインストール後、ドコモユーザーは4桁のパスワードを入力するだけで開始できます。ドコモユーザー以外でも、dアカウントがあればすぐに利用可能です。

デメリット④ 電池切れだと使えない

お店でスマホ決済をするには、スマートフォンが正常に動作することが条件です。支払いをするときに電池が切れていると使えません。買い物するときに困らないよう、充電に気を付けておく必要があります。

通信環境が不安定な場合、スマートフォンの画面が割れている場合にも使えないことがあるので、注意しておきましょう。

スマホ決済なら便利で安心の「d払い」

スマホ決済をはじめるなら対応店が多く、セキュリティも万全、簡単・便利に使えるd払いがおすすめです。d払いのメリットを確認しておきましょう。

使えるお店が多くポイントもたまりやすい

d払いは対応店舗の数が圧倒的に多いのが特徴です。スーパー、コンビニエンスストア、ドラッグストア、家電量販店など、日常生活においてよく利用するお店のほとんどで使えます。インターネットの通販サイトでもd払いが利用可能なサイトがあり、対応店舗数は拡大中です。

d払いの場合、200円でdポイントが1ポイントたまるので、ポイント還元率は0.5%です。使えるお店が多いので、ポイントをためやすくなっています。たまったポイントは買い物に使えるので、お得感があります。

なお電気やガスなどの公共料金、住民税などの税金を請求書で支払う際にも、d払いが利用できるものがあります。請求書払いではdポイントはたまりませんが、アプリからバーコードを読み込んで簡単に支払いができるので、コンビニエンスストアなどに支払いに行く手間が省けます。

セキュリティも万全

d払いでは、ユーザーが安心・安全に利用できるよう、セキュリティ面も強化されています。利用開始時には、ID・パスワードのほかにセキュリティコードを入力する2段階認証が導入されています。万一、不正利用の被害に遭ったときには、被害額を原則全額補償する制度もあります。

d払いは携帯料金合算払いを選択することで、クレジットカードなしでも利用可能です。クレジットカードの登録が必須ではない点も、不正利用のリスク軽減につながっています。

チャージが簡単

d払いのチャージは、登録した銀行口座からの引き落としのほか、セブン銀行ATMやコンビニエンスストアからできます。銀行口座の場合、オートチャージの設定もできるので、その都度チャージする手間を省くことも可能です。

d払いアプリにクレジットカードを登録し、クレジットカード払いにすることもできます。クレジットカード払いにすれば、チャージの手間は発生しません。支払いの際にも、サインや暗証番号入力は不要です。

ケータイ料金と一緒に支払える

ドコモユーザーがd払いを利用する場合、携帯料金合算払いが選択できるメリットがあります。携帯料金合算払いにすれば、銀行口座やクレジットカードを登録する必要はありません。セキュリティが心配な人にもおすすめの方法です。

携帯料金合算払いにすれば、支払いを一つまとめられます。口座の残高管理もしやすくなるでしょう。

まとめ

スマホ決済を利用すれば、レジでもスムーズに支払いができます。ポイントもたまるので、使えば使うほどお得になるのもメリットです。クレジットカードや口座を登録する必要はありますが、設定後は自動的にチャージして手間をかけずに使うこともできます。キャッシュレス決済をはじめる場合、不正利用が心配な人も多いはずです。スマホ決済をはじめるときにも、セキュリティ面を重視して選びましょう。

d払いは簡単な手続きではじめられ、dポイントがたまってお得になります。2段階認証でセキュリティも強化されているので、安心して使えます。ドコモユーザー以外の人でも利用できるので、ぜひお支払いに活用してください。

※ QRコードは、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

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よくあるご質問

  • スマホ決済を使うにはどうすればよいですか?

    スマホ決済を利用するには、あらかじめ専用アプリにチャージするか、銀行口座・クレジットカードなどを登録しておく必要があります。スマホ決済には、大きく分けて「非接触型IC決済」と「QRコード決済」の2種類があります。詳しくはこちらをご確認ください。

  • スマホ決済はどのタイミングでお金が引き落とされますか?

    スマホ決済には、レジでの支払いはチャージした金額の範囲内で行われる「前払い」、レジで支払いを行ったときに、即時に銀行口座から利用額が引き落とされる「即時払い」、月末など決まったタイミングで、利用代金がまとめて引き落とされる「後払い」の3つのパターンがあります。詳しくはこちらをご確認ください。

  • スマホ決済を使うメリットは何ですか?

    スマホ決済を使うと、レジでの支払いがスピーディー、利用額に応じたポイント還元や割引キャンペーンの利用、お店での支払いのほか個人間送金に利用できる、支払い管理が簡単などのメリットがあります。詳しくはこちらをご確認ください。

執筆者プロフィール

森本由紀さん

森本 由紀

ファイナンシャルプランナー(AFP)/行政書士
法律事務所の事務職員として10年以上勤務した後、2012年に行政書士ゆらこ事務所(Yurako Office)を設立。メイン業務の離婚カウンセリングでは、離婚してもお金に困らないマインド作りや生活設計のアドバイスに力を入れている。法律・マネー系サイトを中心に記事の執筆・監修も幅広く担当。

https://yurako.net/

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