2025年4月30日
d払いの導入で若いお客さまも訪れるようになった農園直売所
本記事は、東久留米で約480年続く農家として「野島農園直売所」を営む野島さんに、d払いを導入したきっかけ、実際に導入してみての成果やメリットについてうかがいました。
店舗情報

業種:小売業
店名:野島農園直売所
住所:東京都東久留米市大門町1-3-19
(2025年1月取材時の情報となります)
西武池袋線「東久留米駅」から徒歩10分ほどの住宅街にある、農地に隣接した直売所。農薬や化学肥料を使わず自然栽培で育てた各種野菜のほか、ピクルスやジャムなど加工品も取り扱っています。

店舗情報

業種:小売業
店名:野島農園直売所
住所:東京都東久留米市大門町1-3-19
(2025年1月取材時の情報となります)

西武池袋線「東久留米駅」から徒歩10分ほどの住宅街にある、農地に隣接した直売所。農薬や化学肥料を使わず自然栽培で育てた各種野菜のほか、ピクルスやジャムなど加工品も取り扱っています。
480年続く農家。ピクルスやはちみつも手づくり

――野島農園さんは、東久留米で長く続く農家だと聞いています。
この地に祖先が住むようになったのは、今から480年前ほどだと聞いています。現在も変わりませんが、東久留米は武蔵野台地のほぼ中央に位置し、市内には2つの川が流れ、湧き水も豊富です。そのため、当時は沼地や湿地のような環境で、田んぼで米を作る農家が多くあったそうです。
我が家では、米に加えて野菜や養蚕なども手がけていました。時代とともに住宅が整備され、都市化が進みましたが、この地域では今でも約100軒の農家が農業を続けています。
――どのような野菜を作られているのですか?
にんじん、大根、きゅうり、じゃがいも、玉ねぎなど、季節ごとにさまざまな野菜を作るほか、柿、みかん、レモン、びわなどの果物、ドクダミやクワなどの茶葉も育てています。さらに、烏骨鶏や蜂も飼育しているので、鶏卵やはちみつの販売も行っています。
――はちみつも作っているんですね!
もともとは、野菜や果物の受粉用に蜂を飼っていたのですが、次第に自分たちでは消費しきれないほどのはちみつが採れるようになり、せっかくなので、地域の皆さんにもお分けしようと思い、販売をはじめるようになりました。
また、夏野菜は特に日持ちしないため、ピクルスやジャムなどの加工品としても販売しています。
――直売所をはじめた時期やきっかけを教えてください。
地域の皆さんとの交流の場になればと思い、自治体と連携しながら、子どもや保護者、高齢者の方々を招いた農業体験会や食事会を以前から定期的に開催していました。種まきやじゃがいも掘りなどを通じて、多くの人に農業の楽しさを知ってもらう機会を提供してきたんです。
しかし、コロナ禍の影響で、こうしたイベントを大々的に開催することが難しくなりました。それでも、野菜は変わらず収穫できますし、地域の方々とのつながりを絶やしたくないという思いがあったので、2020年ごろから直売所をはじめることにしました。
キャッシュレス決済の便利さを体感し、導入を決意

――d払いを導入した理由を教えてください。
若い農家仲間がキャッシュレス決済を導入しており、すすめてくれたのがきっかけです。また、私はよく中国に行くのですが、中国では現金を使うことがほとんどなく、あらゆる買い物がキャッシュレス決済で行われています。実際に現地で体験し、その便利さを実感したことも、導入を決めた大きな理由のひとつです。
――導入の際に、不安や気になったことはありましたか?
農家の仕事は、朝早くから夜遅くまでハードです。そのため、会計などの業務はできるだけ専門家に任せたいと考えています。実際、これまでは月に一度、仕入れや売上などをまとめた書類を税理士に送って会計処理を行っていました。
キャッシュレス決済を導入すると、取引の詳細が書類ではなくメールでのやりとりになるため、情報を十分に把握できるか不安がありました。しかし、実際にはじめてみると、1か月や1年といった単位での決済履歴が通帳にしっかり記録されるため、あんしんして利用できています。
出店時での会計が特に楽になった

――d払いを導入したことによるメリットを教えてください。
以前は、畑仕事が終わった後の夜にその日の売上を計算する必要があり、体力的に負担が大きかったのですが、キャッシュレス決済を導入したことで、この作業が不要になり、かなり楽になりました。
また、直売所での現金決済は、どうしても明細の正確性を問われることがありますが、キャッシュレス決済ならデータとして明確に残るため、その点も大きなメリットだと感じています。
――そのほかの効果についてはいかがですか?
祭りや野菜市といったイベントに出店することが多いのですが、そうした場面での決済が、現金と比べて圧倒的に楽になりました。現金決済の場合は、あらかじめ多くの釣銭を用意する必要があり、準備に手間がかかっていました。
一方、キャッシュレス決済なら、店舗で使用しているQRコードが印刷された台紙を持っていき、商品の横に置くだけ。あとはお客さまがスマートフォンで決済をしてくれるので、スムーズに会計ができます。
また、これは直接キャッシュレス決済の影響とは言えませんが、以前は高齢のお客さまが中心だったところ、祭りやイベント、さらには農業体験を通じて当園を知ってくださった若いお客さまが増えました。
特に、子育て中の30代の親御さんが、お子さんと一緒に来店してくださることが増え、「野島農園のじゃがいもが食べたい!」といっていただけるのが、とても嬉しいですね。親御さんの多くはキャッシュレス決済を利用していますが、子どもが現金を握りしめて、目当ての野菜を買いに来ることもあります。
――d払いも含めた、現在のキャッシュレス決済の割合を教えてください。
現時点では、現金でお支払いされるお客さまが6割、キャッシュレス決済が4割ほどです。ただし、お祭りなどのイベントではこの割合が逆転し、キャッシュレス決済の利用が6割ほどになります。
初期費用もかからず防犯対策にもなるキャッシュレス決済はおすすめ

――今日はありがとうございました。最後に、導入を検討している方へメッセージをお願いします。
周囲の農家を見ても、キャッシュレス決済を導入しているところはまだ限られているようです。
私たちも導入前は、会計の詳細がきちんと把握できるのか、また手数料がどの程度かかるのかといった点が気になっていました。しかし、疲れた体で現金を数える手間から解放されることを考えると、今ではメリットのほうがはるかに大きいと感じています。
もう1つ、直売所ではお客さまが自身で決済を行うため、まれに金額をごまかすケースがあります。防犯対策としてカメラを2台設置していますが、現金の場合、お客さまが箱にお金を入れるところまでは確認できても、箱のなかで現金が混ざってしまうため、それぞれの支払い額を正確に把握するのが難しいのです。
一方、キャッシュレス決済なら、決済と同時にメール通知が届くため、取引の詳細を即座に確認できます。カメラの映像と照らし合わせれば、不正な会計があった場合も特定しやすいんですよ。
初期費用がかからず、防犯対策にもなるキャッシュレス決済は、直売所を運営していくうえで必要なサービスだと思います。
※QRコードは、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
※記事内容は取材当時のものです。現在のサービス(決済システム利用料、サービス名称、費用等)と異なる場合がございます。
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