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2023年1月20日(最終更新日:2023年3月20日)

キャッシュレス決済の入金サイクルとは?d払いの仕組みと入金までの流れも解説

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キャッシュレス決済では、お客さまが商品を購入した後、直ちに現金が入ってくるわけではありません。入金に時間がかかれば、キャッシュフローが悪化してしまうこともあります。キャッシュレス決済を導入するにあたって、入金までの時間や入金の頻度を確認しておきましょう。本記事ではd払いを導入するメリットや、d払いの入金の仕組みについて解説します。

キャッシュレス決済の入金の仕組み

まずは、キャッシュレス決済の仕組みを確認しておきましょう。お客さまがキャッシュレス決済を行った場合、その時点では店舗に入金されません。店舗に代金が入金されるのは後日です。お客さまがキャッシュレス決済で代金を支払ってから、店舗に入金されるまでの流れを見てみましょう。

まず決済事業者がお金を受取る

キャッシュレス決済では、お客さまが支払ったお金を決済事業者がいったん受取ります。その場で店舗に入金されるわけではありません。決済事業者とはキャッシュレス決済サービスを提供している会社のことで、クレジットカード会社やQRコード決済の会社などが該当します。

店舗がキャッシュレス決済を導入する場合は、各決済事業者と個別に契約する方法と、決済代行会社(導入パートナー)に仲介してもらう方法があります。カード会社などと直接契約すれば手数料を抑えられますが、複数の会社と個別に契約するのは手間がかかり、管理も大変です。特に小規模の店舗の場合は導入パートナーと契約し、複数のキャッシュレス決済手段をまとめて導入するとよいでしょう。

決済事業者は決済手数料を差し引いて入金

キャッシュレス決済を利用する場合は、決済事業者に決済手数料を支払わなければなりません。決済事業者はお客さまから受取った代金から決済手数料を差し引いて、残りを店舗に入金します。決済手数料とは別に、月額利用料や入金手数料がかかるサービスもあります。

決済手数料は、決済金額に対して一定の割合でかかります。決済手数料の割合は、キャッシュレス決済の種類や導入パートナーによって異なりますが、約1~4%です。決済手数料が高すぎると負担が大きくなるため、キャッシュレス決済を導入する際は決済手数料も比較して選びましょう。

キャッシュレス決済の入金サイクル

入金サイクルとはキャッシュレス決済完了後、店舗の口座に売上金が入金されるまでの日数や頻度のことです。入金サイクルはキャッシュレス決済の種類によって異なりますが、月1回もしくは2回の入金日が設けられているのが一般的です。入金してもらうために申請が必要なケースと、自動的に入金されるケースがあります。

売上から入金までに時間がかかると店舗の現金がなくなり、困ることもあるでしょう。このような場合に備えて、申請すれば入金日よりも前に振り込んでもらえる「早期振込サービス」を利用できるものもあります。

早期振込サービスを利用する場合は、一般的に手数料が発生します。早く現金がほしいからといって頻繁に振り込んでもらうと、手数料の負担が大きくなってしまいます。資金に困りそうなら決済サービスを選ぶ際に、入金サイクルが短いサービスを選ぶのがおすすめです。なお、入金手数料にも注意しましょう。

d払いの特徴

d払いは、スマートフォンのアプリを使って行うキャッシュレス決済です。ドコモユーザーを中心に、多くの人が利用しています。d払いの特徴やユーザーのメリットを見てみましょう。

簡単な操作で支払いができる

お客さまが店舗でd払いを利用する場合はスマートフォンのアプリを開き、QRコード(バーコード)を提示すればOKです。また、お客さまがお店のQRコードを読み取って決済する方式もあります。いずれにしても、お客さまがレジで支払う際に面倒な操作は不要で、簡単でスピーディーに支払いができます。

d払いは、簡単にはじめられるのもメリットです。ドコモの回線契約があるお客さまなら、d払いの利用を開始するための特別な申込みは不要です。パスワードを入力するだけで、d払いの利用を開始できます。ドコモの回線契約がないお客さまでも、dアカウントがあればd払いをはじめられます。

dポイントを利用できる

キャッシュレス決済ではポイント還元を受けられるので、現金払いよりもお得です。お客さまはd払いで支払うたびに、dポイントをためられます。dポイントは全国の加盟店で現金同様に使えるので、非常に便利です。

dポイントの加盟店はコンビニエンスストアや百貨店、飲食店、ガソリンスタンド、ドラッグストアなど多岐にわたります。ネットショッピングでも、dポイントを利用できるところがあります。活用できる場面がたくさんあるため、dポイントを積極的にためたいというユーザーは増えています。

dポイントは、効率よくためられるのもメリットです。通常は200円につき1ポイントが進呈*1*2*3されますが、キャンペーンにより還元率がアップすることがあります。また、d払いの支払いをdカードにしたり、dポイントカードをあわせて提示したりすれば、ポイントの2重取りや3重取りも可能です。使いこなせばさらにお得になるのも、d払い・dポイントのメリットといえるでしょう。

*1 お支払い方法をdカード以外のクレジットカードからの支払いに設定された場合は、dポイントの進呈対象外となります。
*2 一部の加盟店または店舗は、dポイント(dカード支払い特典含む)の進呈対象外となります。
*3 加盟店の商品・サービスによっては、dポイント(dカード支払い特典含む)の進呈対象外となることがあります。

ケータイ料金と一緒に支払いができる

d払いには、利用代金をドコモのケータイ料金とあわせて後払いができるというメリットがあります。キャッシュレス決済を利用するお客さまのなかには、チャージの手間が面倒と考える方もいます。電話料金合算払いにすれば、お客さまはチャージの手間を省くことができます。特にドコモユーザーにとっては、d払いは利便性が高い決済方法といえるでしょう。

d払いを導入するメリット

d払いは数あるキャッシュレス決済のなかでも、お客さまにとって使いやすく便利な決済手段であることがわかりました。d払いを導入すれば、店舗にもさまざまなメリットがあります。店舗がd払いを導入するメリットを見てみましょう。

集客力がアップする

d払いを導入するだけで、一定の集客効果が見込めます。d払いでユーザーがためているdポイントは、企業グループを超えて使える日本最大級の共通ポイントです。dポイントの登録会員数は、2022年6月時点で約9,040万人になっています。

dポイントユーザーは、d払いができる店舗やdポイントをためられる店舗を検索して訪れる傾向にあります。店舗でd払いを導入すれば、dポイントをためたいお客さまが多く来店するでしょう。

業務効率化に役立つ

d払いを導入すれば、会計業務を効率化できます。レジでの決済時には、QRコードやバーコードを読み取るだけでOKです。代金やお釣りの受渡しをする必要がないため、会計にかかる時間を大幅に短縮できます。

d払いを導入すると、売上管理やマーケティングにも役立ちます。d払いの決済データは売上管理ツールに記録され、ダウンロードすることもできます。会計処理が自動化されるので、作業時間を短縮できるでしょう。また、売上データを活用してマーケティング戦略を考えることもできます。

初期費用なしで導入することも可能

キャッシュレス決済を導入する際は、決済端末などの初期費用がかかることがあります。初期費用が気になり、導入を悩んでいる方もいるのではないでしょうか?

d払いなら、初期費用なしで導入することもできます。d払いには、お客さまのQRコードを店舗側が読み取るストアスキャン方式と、QRコードを店頭に設置してお客さまに読み取ってもらうユーザースキャン方式があります。ユーザースキャン方式の場合はQRコードを用意するだけなので、専用機器は不要です。

d払いでは月額利用料もかかりません。店舗が負担するのは、原則決済手数料のみなので、導入を迷っている方も気軽に試すことができます。

d払いの入金の仕組み

d払いは、ドコモが代金を立替えて店舗に支払う仕組みになっています。お客さまへの請求はドコモが行うので、店舗には代金未回収のリスクがありません。キャッシュレス決済に不安がある店舗でも、d払いならはじめやすいでしょう。

立替払いモデルを採用

d払いの加盟店契約では、ドコモが加盟店に対してお客さまの利用代金を立替え、お客さまへの請求はドコモが行う仕組みになっています(クレジットカード払いの場合を除く)。

d払いは立替払いモデルを採用しているので、店舗が代金未回収リスクを負うことはありません。ドコモから代金を支払ってもらえるため、あんしんです。

d払いで店舗が支払う手数料

d払いでは、初期費用や月額利用料はかかりません。決済手数料を差し引いた金額が店舗の口座に振り込まれます。メルペイとの共通のQRコードを使用した場合、決済手数料は2.6%になります。

d払いでは加盟店が負担する振込手数料は原則発生しないので、かかる費用は決済手数料のみです。1万円未満の入金については200円(税込)の振込手数料がかかりますが、売上が1万円以上になるまでくりこし可能です。売上が1万円以上になると、振込手数料無料で自動的に入金されます。

決済手数料は、キャンペーンによって無料になることもあります。現在、d払いでは決済手数料が無料になるキャンペーンを実施しています。Webサイトから新規で申込んだ場合、決済手数料2.6%*4が無料になるため、この機会に申込みしてみるとよいでしょう。
キャンペーンの詳細はこちらからご確認ください。

*4 メルペイとの共通のQRコード決済を利用した場合。

d払いの入金サイクル

d払いを導入すると、決済後1か月以内に入金されます。メルペイとの共通のQRコード決済を利用したユーザースキャン方式の場合、入金は月2回行われ、1~15日分は当月25日に、16~末日分は翌月10日に入金されます。
※入金頻度の初期設定は「月1回」です。加盟店管理画面から「月2回」に設定変更が可能です。
※「月1回」設定の場合は、月末締め、翌月10日入金となります。

ストアスキャン方式の場合、入金サイクルは導入パートナーによって異なるため、申込みの際に確認しておきましょう。

まとめ

キャッシュレス化が進んでいる現在、店舗においてはキャッシュレス決済の導入が欠かせません。d払いを導入すれば、新規顧客獲得や売上向上が期待できます。d払いでは月2回入金日があるので、キャッシュフローが悪くなることも少ないでしょう。メリットの多いd払いを活用して、ぜひ集客力と売上をアップしてください。

※QRコードは、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

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よくあるご質問

  • キャッシュレス決済の入金の仕組みは?

    キャッシュレス決済では、お客さまが支払ったお金を決済事業者がいったん受取ります。決済事業者はお客さまから受取った代金から決済手数料を差し引いて、残りを店舗に入金します。入金サイクルはキャッシュレス決済の種類によって異なりますが、月1回もしくは2回の入金日が設けられているのが一般的です。詳しくはこちらをご確認ください。

  • d払いの特徴やメリットは何ですか?

    d払いは、スマートフォンのアプリを使って行うキャッシュレス決済です。ドコモの回線契約があるお客さまなら、d払いの利用を開始するための特別な申込みは不要で、簡単にはじめられます。ほかにも、dポイントをためれば毎日のお買い物に利用でき、利用代金をドコモのケータイ料金とあわせて後払いも可能です。詳しくはこちらをご確認ください。

  • 店舗にd払いを導入するメリットは何ですか?

    dポイントクラブ会員数は、2023年6月時点で約9,600万人になっており、d払いを導入するだけで一定の集客効果が見込めます。また、初期費用なしで導入することが可能で、レジでの決済時には、QRコードやバーコードを読み取るだけなので会計にかかる時間を大幅に短縮できます。詳しくはこちらをご確認ください。

執筆者プロフィール

森本由紀さん

森本 由紀

ファイナンシャルプランナー(AFP)/行政書士
法律事務所の事務職員として10年以上勤務した後、2012年に行政書士ゆらこ事務所(Yurako Office)を設立。メイン業務の離婚カウンセリングでは、離婚してもお金に困らないマインド作りや生活設計のアドバイスに力を入れている。法律・マネー系サイトを中心に記事の執筆・監修も幅広く担当。

https://yurako.net/

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