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2023年9月8日

QRコード決済・バーコード決済とは?使い方やメリット、仕組みを解説

キャッシュレス

QRコード決済

スマホ決済

近年、広がりを見せているキャッシュレス決済のなかでも、特に高い注目を集めているのが、スマートフォンを使ったQRコード(バーコード)決済です。QRコード決済は、バーコード決済やコード決済とも呼ばれ、スマートフォンでコードを読み取ったり、提示したコードを店頭でスキャンしたりして決済処理を行います。

では、利用者や店舗にとって、QRコード決済にはどのようなメリットがあるのでしょうか。本記事では、QRコードの仕組みや使い方のほか、メリット、注意点などについて解説します。

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QRコード(バーコード)決済の基礎知識

QRコード(バーコード)決済は、スマートフォンを使用したキャッシュレス決済のひとつです。スマートフォンの普及とともに、スマートフォンを用いた決済を利用する人も増加傾向にあります。まずは、QRコード決済がどのようなものなのかを確認しておきましょう。

QRコード決済の仕組み

QRコード決済は、スマートフォンの決済アプリと、QRコードまたはバーコードを利用した決済方法です。支払いにあたって、物理的な現金やカードは使用しません。
決済に用いるQRコードやバーコードには、店舗または利用者の情報が記録されています。コードを読み込むことで、利用者の決済アプリに登録したクレジットカードや銀行口座、電子マネーなどから支払いが行われる仕組みです。

QRコード決済の動向

日本でQRコード決済が普及し始めたのは、2010年代後半です。「◯◯ペイ」と呼ばれるようなQRコード決済事業者が数多く登場し、政府のキャッシュレス推進政策もあり、各社が大々的にキャンペーンを展開しました。さらに、新型コロナウイルス感染症の拡大により、他人との接触を避ける人が増え、現金にふれずに支払いができるQRコード決済に注目が集まるようになりました。一般社団法人キャッシュレス推進協議会「コード決済利用動向調査」(2023年3月)によれば、2018年以降、QRコード決済の利用額、利用件数ともに、急激な伸びを見せています。

経済産業省は、2018年4月に、日本のキャッシュレス化の方向性や方針などを定めた「キャッシュレス・ビジョン」を策定し、日本のキャッシュレス決済比率を2025年までに40%程度、将来的には世界最高水準の80%まで上昇させるという目標を掲げています。
このような背景から、QRコード決済の利用者は今後もますます増加していくと考えられます。

QRコード(バーコード)決済の方法

QRコード(バーコード)決済の方法には、「ユーザースキャン方式」と「ストアスキャン方式」の2種類があります。QRコード決済を導入する際は、それぞれの違いを把握した上で、自店舗に合った方法を選ぶことが大切です。

ユーザースキャン方式

ユーザースキャン方式では、店舗側が店頭に掲示しているコードを、利用者がスマートフォンで読み取ります。コードには店舗の情報が記録されています。

<ユーザースキャン方式の手順>
1. 利用者はスマートフォンの決済アプリを開き、店舗側が掲示しているコードを読み取ります。
2. 利用者が利用金額を入力し、店舗側は入力された金額に誤りがないか確認します。
3. 利用者が決済アプリで「OK」「支払う」などをタップすれば、決済完了です。店舗側は、アプリの決済完了画面を確認します。

ユーザースキャン方式では、店舗側はコードを店頭に掲示するだけなので、初期費用がかからない場合が多いでしょう。一方で、金額の入力ミスや、コードの盗撮・偽造といった不正がないように、しっかりチェックする必要があります。また、利用者が利用金額を入力するため、レジが混雑する可能性があります。

ストアスキャン方式

ストアスキャン方式では、利用者がスマートフォンの決済アプリで表示させたコードを、店舗側が専用端末で読み取ります。コードには利用者の情報が記録されています。

<ストアスキャン方式の手順>
1. 利用者はスマートフォンの決済アプリを開き、画面にコードを表示させて店舗側に提示します。
2. 店舗側が決済端末でコードを読み取ると、決済が完了します。店舗側は、アプリの決済完了画面を確認します。

ストアスキャン方式では、利用者側はスマートフォンにコードを表示するだけなので負担が少なく、決済に伴う作業もスピーディーに完了します。コードのすり替えなどのリスクが低く、セキュリティ対策に有効です。ただし、ストアスキャン方式を導入するには決済端末が必要になるため、初期費用が発生します。

QRコード(バーコード)決済の支払いの仕組み

QRコード(バーコード)決済の支払いには、「前払い(プリペイド型)」「即時払い(デビット型)」「後払い(ポストペイ型)」の3タイプがあります。

前払い(プリペイド型)

前払いは、あらかじめ決済アプリにお金をチャージしておき、その範囲内で支払いをする方法です。主なチャージ方法は、銀行口座からの入金、ATMからの入金、ポイントからの支払いなどがあります。なお、QRコード決済サービスのなかには、オートチャージが可能なものもあります。

即時払い(デビット型)

即時払いは、決済アプリに銀行口座またはデビットカードを登録しておき、利用するとすぐに口座残高から代金が引き落とされる仕組みです。口座残高を超える金額の支払いはできないため、残高不足に注意が必要です。

後払い(ポストペイ型)

後払いは、一定期間に利用した金額を、後日まとめて支払う方法です。多くの場合、QRコードを後払いにするためには、決済アプリにクレジットカードを登録する必要があります。QRコード決済で支払った額は、クレジットカードの支払額に加算され、カード会社ごとに定められた支払日に引き落とされます。

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QRコード(バーコード)決済を店舗が導入するメリット

QRコード(バーコード)決済は、導入する店舗側にとってさまざまなメリットがあります。主な導入メリットは、次のとおりです。

現金のやりとりが不要

QRコード決済は、現金のやりとりが不要です。釣銭を渡す手間を省き、精算ミスなどのリスクを抑えることができるため、レジ業務の効率化に役立ちます。売上はデータで管理ができるので、売上管理の手間も軽減するでしょう。

また、「現金にさわりたくない」「できるだけ接触せずに支払いをしたい」といった利用者のニーズにも応えることができます。

集客が期待できる

国のキャッシュレス推進政策やQRコード決済事業者の大規模なキャンペーンなどによって、QRコード決済アプリのユーザーは近年急速に増加しました。店舗にQRコード決済を導入することで、これらのアプリユーザーを新規顧客として取り込むことができます。

導入負担が少ない

キャッシュレス決済を導入する際に大きな懸案事項となるのが、初期費用などのコストでしょう。QRコード決済は、ほかのキャッシュレス決済に比べて少ない導入負担ではじめることもできます。

ユーザースキャン方式を採用すれば、店舗用のQRコードを設置するだけでQRコード決済を利用できるようになり、初期費用はほとんどかかりません。「できるだけコストをかけずにキャッシュレス決済をはじめたい」という事業者にもおすすめの方法といえるでしょう。

QRコード決済の導入については、下記の記事をご覧ください。

QRコード決済・バーコード決済の導入はいくら?手数料や種類を解説

  • キャッシュレス
  • QRコード決済

QRコード(バーコード)決済の利用者側メリット

QRコード(バーコード)決済導入にあたり、店舗だけではなく利用者にとってのメリットも確認しておきましょう。利用者側から見たQRコード決済のメリットを3つご紹介します。

現金不要で会計がスムーズ

QRコード決済は、スマートフォンさえあれば支払いができます。現金を使わないので、会計のたびにレジで財布を取り出し、小銭を探すようなこともなくなります。近所の買物であればスマートフォンひとつで外出できる利便性の高さは、QRコード決済の大きなメリットといえます。

ポイント還元・キャンペーンでお得

QRコード決済の多くは、利用金額に応じたポイントがたまります。さらに、普段よりもポイント還元率がアップするキャンペーンが実施されることも大きなメリットです。たまったポイントは支払いに利用できるため、現金よりもお得に買物を楽しむことができるでしょう。

個人間送金ができる

QRコード決済アプリのなかには、個人間送金の機能があるものもあります。QRコード決済における個人間送金とは、同じアプリを利用している同士で送金ができる機能のこと。個人間送金ができると、銀行の営業時間外に急いで送金したいときや、複数人で割り勘をするときなどにも便利です。

利用者側のQRコード決済のはじめ方については、下記の記事をご覧ください。

QRコード決済のはじめ方は?仕組みややり方、アプリの種類も解説

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QRコード(バーコード)決済の注意点

これまで解説してきたように、QRコード(バーコード)決済には店舗側、利用者双方にさまざまなメリットがある一方、利用や導入時には次のような点に注意が必要です。

QRコード決済の導入を検討する際には、メリットだけではなく注意点についてもしっかり把握しておきましょう。

スマートフォンが必要

QRコード決済はスマートフォンを所有していることが前提となり、スマートフォンがなければ決済ができません。総務省が公開している「令和4年版 情報通信白書」によれば、スマートフォンの世帯保有率は2021年時点で88.6%となっていますが、すべての人がスマートフォンを持っているわけではありません。特に高齢者などは、スマートフォンを持っていない人もまだまだ多いでしょう。

また、普段スマートフォンを所有していても、支払い時にスマートフォンを忘れた場合や充電が切れている場合は、QRコード決済は選択できません。

決済アプリの準備が必要

QRコード決済を利用するには、スマートフォンに加えて、決済アプリのインストールが必要です。また、事前のチャージや、クレジットカードや銀行口座の登録といった準備をしておかなければなりません。そのため、人によっては面倒に感じることもあるかもしれません。また、スマートフォンを持っていても操作に慣れていない人は、ハードルが高いと感じる可能性があります。

ただし、前述したように国がキャッシュレス決済を推進しており、QRコード決済各社もキャンペーンなどで新規ユーザー獲得に力を入れているため、今後の利用者増加が期待できます。

通信環境の影響を受ける

QRコード決済を行うには、インターネット環境が必要です。QRコード決済の導入にあたっては、自店舗の通信環境を見直し、必要に応じて改善策を講じる必要があります。
たとえば、店舗が地下にあって通信環境が悪いような場合は、Wi-Fiを用意するなどの対策を行いましょう。

QRコード(バーコード)決済を導入するならd払いがおすすめ

決済方法は、利用者が店選びをする際の大きなポイントになります。最近はキャッシュレス決済が普及しつつあるため、現金払いしかできない店舗では、ターゲットとする顧客層が他店に流れてしまうリスクもあります。顧客ニーズに対応するためには、さまざまな決済方法を提供する必要があるでしょう。
キャッシュレス決済のなかでも、特に注目が高まっているのが、スマートフォンを使ったQRコード(バーコード)決済です。QRコード決済にはユーザースキャン方式とストアスキャン方式があるので、自店舗に合った方法を選ぶことが大切です。

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QRコード決済を導入し、集客アップやレジ業務の効率化を目指すなら、d払いを検討してみてはいかがでしょうか。

スーパー販促プログラムについては、下記のページをご覧ください。
スーパー販促プログラム

※QRコードは、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

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よくあるご質問

  • QRコード決済の仕組みを教えてください。

    QRコード決済は、スマートフォンの決済アプリと、QRコードまたはバーコードを利用した決済方法です。決済に用いるQRコードやバーコードには、店舗または利用者の情報が記録されています。コードを読み込むことで利用者の決済アプリに登録したクレジットカードや銀行口座、電子マネーなどから支払いが行われます。

  • ユーザースキャン方式とストアスキャン方式ではどちらを導入すればよいですか?

    QRコード決済を導入する際は、それぞれの違いを把握した上で自店舗に合った方法を選ぶことが大切です。ユーザースキャン方式では、店舗側はコードを店頭に掲示するだけなので初期費用がかからない場合が多いでしょう。ストアスキャン方式では、決済がスピーディーに完了しますが、決済端末代として初期費用が発生します。

  • QRコード(バーコード)決済を店舗が導入するメリットは?

    QRコード決済は、現金のやりとりが不要なためレジ業務の効率化に役立ちます。また、ほかのキャッシュレス決済に比べて少ない導入負担ではじめることもできます。店舗にQRコード決済を導入することで、アプリユーザーを新規顧客として取り込むこともできます。

監修者プロフィール

黒川一美さん

黒川 一美

日本FP協会 AFP認定者/2級ファイナンシャル・プランニング技能士
大学院修了後、IT企業や通信事業者のセールスエンジニア兼企画職として働く。出産を機に退職し、自分に合ったお金との向き合い方を見つけるため、FP資格を取得。現在は3人の子育てをしながら、多角的な視点からアドバイスができるFPを目指して活動中。

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