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2022年12月22日

現金払い派?キャッシュレス派?支払い方法やメリットなどを解説

キャッシュレス

年々利用者が増えているキャッシュレス決済ですが、それでも「支払いは現金」という方も少なくありません。キャッシュレス決済を利用しない理由は何でしょうか。今回は店舗へのキャッシュレス決済導入を悩んでいる方に向けて、お客さまがキャッシュレス決済を選ばない理由について解説します。また、キャッシュレス決済の一つであるQRコード決済のメリットや、店舗に導入するメリットもご紹介します。

キャッシュレス決済が増加!しかし現金派も多い

キャッシュレス決済は広く普及しており、2021年には決済手段のなかでキャッシュレス決済が30%を超えたことが経済産業省の調査でわかりました。これまでもキャッシュレス決済は順調に増えていましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大によりさらに加速したといえます。

現金を直接受渡すことによる感染を避けるために、国が主導してキャッシュレス決済を推奨していることと、それに合わせて多くのお店がキャッシュレス決済を導入していることも関係していると考えられます。

キャッシュレス決済の種類

急速に普及しているキャッシュレス決済ですが、まずはどのようなキャッシュレス決済があるのか確認しておきましょう。

キャッシュレス決済の定義は「現金を使わない支払い方法」であり、これらを総称してキャッシュレス決済と呼んでいます。スマートフォンによるキャッシュレス決済が登場する前から存在するクレジットカードや、銀行口座の残高をクレジットカードのように利用できるデビットカードなどもキャッシュレス決済に含まれます。

またカードを差し込む必要がなく、カードをタッチすることで決済可能な非接触ICカードなども、スマートフォンによるキャッシュレス決済が登場する前から利用されているキャッシュレス決済の一種です。

現在は非接触ICカードの仕組みをスマートフォンに搭載できるようになり、多くのサービスにおいてスマートフォン単体で利用できるようになっています。

スマートフォンによるキャッシュレス決済はQRコードなどを店員に見せたり、店舗のQRコードを読み込んだりして支払う方法です。

経済産業省の調査などでは、キャッシュレス決済の分類を「クレジットカード」「交通系電子マネー」「その他電子マネー」「コード系決済」としています。

なお、経済産業省の調査にある「電子マネー」という言葉は、主にプリペイド型の電子決済サービスを指す言葉です。電子マネーには、スーパーやデパートなどが発行する流通系電子マネーや、鉄道会社の発行する交通系電子マネー、クレジットカード会社の発行するクレジットカード系電子マネーなどがあります。

キャッシュレス決済を選ぶ理由

キャッシュレス決済を選ぶ理由はさまざまです。ここでは、キャッシュレス決済を選んだ理由をいくつかご紹介します。

現金を持ち歩かなくて済むから

現金で支払う場合は、当然ながら財布に現金を入れておく必要があります。家具や家電といった高額な商品を購入する場合は財布に多くの現金を用意することになり、移動中に不安になるかもしれません。キャッシュレス決済であればスマートフォンやクレジットカード、ICカードを持っていれば済むため、そのような不安はありません。

クレジットカードを持てなくても使える

キャッシュレス決済の先駆けともいえるクレジットカードですが、クレジットカードは基本的に子どもは利用することができません。一方でQRコード決済などのキャッシュレス決済であれば、子どもが利用することもできます。子どもがすでにスマートフォンを利用している場合は、スマートフォンでのキャッシュレス決済がすぐに実現します。

支払いが素早く簡単

スーパーやコンビニエンスストアなどで買物をする際、財布から現金を取出そうとして、後ろに並んでいる人を待たせてしまった経験がある人は多いでしょう。キャッシュレス決済であれば、スマートフォンを取出して決済方法を伝えるだけで済むため、素早く簡単に支払いが完了します。

スマホだけで支払いを完結できる

財布に現金やポイントカードを入れていると、ポイントカードが増えて探しにくくなったり、現金やポイントカードで財布が膨らんでしまったりすることがあります。

スマートフォンによるキャッシュレス決済であれば現金は不要で、またポイントカードもスマートフォンに入れられるものが多いため、スマートフォンだけで支払いを完結できます。

d払いのように別途ポイントカードを出さずに済むキャッシュレス決済であれば、支払いと同時にポイントを使ったり、ためたりすることも可能です。もちろんチャージもスマートフォンから行えるため、残高不足に気づいたらその場ですぐにチャージできます。

衛生面でもあんしん

現金で支払う場合、不特定多数の人が触れた現金を手で触るしかありません。最近は現金をトレイに乗せてやりとりするケースが多くなりましたが、間接的とはいえお客さまと店員の間で現金を受渡す点は同じです。

キャッシュレス決済であれば、お客さまはスマートフォン以外のものに手を触れずに支払うことができ、店員がお客さまのスマートフォンに触れることもありません。そのため、お客さまだけでなく、支払いを受ける側にとっても衛生面であんしんできる決済方法といえます。

商店や飲食店を営んでいると、1日に何度も支払いを受ける場面がありますが、キャッシュレス決済を導入していれば現金に触れる機会を減らすことができます。

キャッシュレス決済を選ばない理由

このようにメリットが多いキャッシュレス決済ですが、それでも利用していない方がいます。ここでは、お客さまがキャッシュレス決済を選ばない理由をいくつかご紹介します。

キャッシュレス決済が多くて不安

近年は、新たなキャッシュレス決済が続々と登場しています。現金であればいつまでも使えますが、キャッシュレス決済はそのサービスが終了すると使えなくなってしまいます。キャッシュレス決済サービスが増え続けている状況を見て、選んだキャッシュレス決済が競争に負け、なくなってしまわないかと不安になるお客さまもいるでしょう。

どれを選べばよいかわからない

前述のとおり、現在は多くのキャッシュレス決済サービスが存在するため、どのキャッシュレス決済を選べばよいかがわからず、キャッシュレス決済を利用していないお客さまもいるでしょう。そのほか「目的のお店でどのキャッシュレス決済を使えるかわからない」「自分に合ったキャッシュレス決済がわからない」といったお客さまもいるかもしれません。

QRコード決済が面倒

QRコードを店員に提示するタイプのキャッシュレス決済の場合、その動作が面倒という方もいます。慣れている方にとっては簡単なのですが、スマートフォンを取出し、アプリを開いてQRコードを表示する動作をわずらわしく感じるお客さまは少なくありません。

現金に慣れているから

キャッシュレス決済が普及しているとはいえ、「現金払いの方が慣れている」という方は多いでしょう。そのようなお客さまは、わざわざスマートフォンを取出して支払うことを面倒と感じることもあります。また、これまで現金のやりとりを記録していた家計簿がわかりにくくなる方もいるかもしれません。

セキュリティ面に不安がある

キャッシュレス決済はすべてがデータとしてやりとりされるため、現金という物理的なものは扱いません。しかし、データであることから「チャージした金額が第三者に盗み取られるのでは」と、セキュリティ面に不安を覚えるお客さまもいます。また、「自分の買物の履歴がお店や第三者に勝手に取得されないか」「個人情報が流出しないか」といった不安があるため、キャッシュレス決済を利用しない方もいます。

お店によって使えるキャッシュレス決済が異なる

現金であればどのお店でも使えますが、キャッシュレス決済の場合はお店によって使えるものと使えないものがあります。そのため、「目的のお店で利用できないのでは」といった不安から、キャッシュレス決済を利用しないお客さまもいます。

最も多く利用されているキャッシュレス決済方法は?

最も多く利用されているキャッシュレス決済はクレジットカードで、経済産業省の調査によるとキャッシュレス決済全体の約85%がクレジットカード決済です。次に多いのが電子マネーで、QRコードなどのコード決済、デビットカードと続きます。なお、前述の経済産業省によるキャッシュレス決済の分類は、すべてのキャッシュレス決済サービスを正しく分類できているとは考えにくいため、参考程度に留めておきましょう。

QRコード決済のメリット

キャッシュレス決済のなかでも、スマートフォンだけで支払いを完結できるQRコードやバーコードを利用した決済、いわゆるQRコード決済について、どのようなメリットがあるのか見てみましょう。

クレジットカードを持てなくても使える

クレジットカードは基本的に子どもが持つことはできませんが、QRコード決済であれば子どもでも利用できます。また、クレジットカードを作るには審査を通過する必要があり、さらに年会費がかかるものもありますが、QRコード決済には審査も年会費もありません。

使えるお店が多い

多くのサービスが存在するQRコード決済は、お店によって対応している決済方法が異なる点がデメリットです。しかし、d払いのように多くのお店が導入しているQRコード決済を選べば、そのデメリットはほぼ解消されます。また、クレジットカードはお店によって利用できないブランドがありますが、QRコード決済ならそのような心配は不要です。

支払い以外に個人間送金も可能

QRコード決済であれば、クレジットカードなどでは実現できない個人間のお金のやりとりも可能です。

これは個人間送金と呼ばれる機能で、仕送りやお小遣いなどを送る際に便利です。たとえばd払いなら、銀行口座への振り込み時のような手数料はなく24時間365日リアルタイムで送金できることもメリットです。

個人間送金は飲食店での割り勘にも便利なので、店舗がQRコード決済としてd払いを導入すればお客さまの利便性が向上し、集客効果も期待できます。

まとめ

キャッシュレス決済の利用者は年々増加しています。「まだキャッシュレス決済を使っていない」という方も、キャッシュレス決済のデメリットとされている部分を解消できれば利用するようになるでしょう。

このような状況を踏まえると、現在キャッシュレス決済を導入していない店舗も、導入を検討してみてはいかがでしょうか。近い将来「キャッシュレス決済が使えないお店」というだけで、選択肢から外されてしまう恐れもあります。

割り勘に便利な個人間送金機能は、お客さまの利便性が向上するだけでなく、支払いを迅速かつ正確に行えるため、店舗にとっても業務効率の向上が期待できます。もちろん現金の受渡しがないため、衛生面でもメリットがあります。

キャッシュレス決済は、d払いのように利用者と導入店舗が多いサービスを選ぶことが大切です。現在d払いを利用しているお客さまがお店を選ぶ際には、d払い対応を基準とすることも多いため、集客効果も期待できるでしょう。

※QRコードは、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

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よくあるご質問

  • キャッシュレス決済にはどのようなものがありますか?

    キャッシュレス決済の定義は「現金を使わない支払い方法」であり、これらを総称してキャッシュレス決済と呼んでいます。「クレジットカード」や「交通系電子マネー」「QRコード決済」などがキャッシュレス決済に分類されます。詳しくはこちらをご確認ください。

  • 最も多く利用されているキャッシュレス決済方法は?

    最も多く利用されているキャッシュレス決済はクレジットカードで、経済産業省の調査によるとキャッシュレス決済全体の約85%がクレジットカード決済です。次に多いのが電子マネーで、QRコードなどのコード決済、デビットカードと続きます。

  • QRコード決済のメリットは?

    スマートフォンだけで支払いを完結できるQRコード決済は、クレジットカードを持てなくても使える、使えるお店が多い、支払い以外に個人間送金も可能などのメリットがあります。詳しくはこちらをご確認ください。

執筆者プロフィール

吉田雷さん

吉田雷(ライター)

90年代よりWebシステム開発に携わり、大規模システム構築や決済システム、スマートフォン向けのアプリ開発などを手がける。経験を活かしシステムやApple製品などに関する記事を雑誌などに執筆しつつプログラムやSNSに関係する著書も出版。一般消費者向けから大手企業までさまざまな分野のITに精通する。

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