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2022年12月22日(最終更新日:2025年6月5日)

現金払いのメリット・デメリットは?キャッシュレス決済の特徴も解説

キャッシュレス

お買物で代金を支払うには、現金、クレジットカード、QRコード決済など、さまざまな方法があります。このうち、現金をつかわずに支払いをする方法を、キャッシュレス決済といいます。
近年では、キャッシュレス決済を利用できる場面も多く、利用者も年々増加傾向です。現在は現金払いのみとしている店舗でも、「キャッシュレス決済を導入すべきだろうか」「現金払いはお客さまにとって、どのようなメリットやデメリットがあるのだろうか」と悩むケースが多いかもしれません。店舗の決済方法は、集客や売上、業務効率にも影響します。そのため、お客さまと店舗側の双方にとってのメリットとデメリットを把握した上で、導入する決済方法を選ぶことが大切です。
ここでは、現金払いのメリット・デメリットや、キャッシュレス決済の種類とそれぞれの特徴をご紹介します。また、店舗がキャッシュレス決済を導入するメリットなどについても解説するので参考にしてください。

現金払いのメリット

キャッシュレス決済の利用者は年々増えていますが、それでも「支払いは現金」という人は少なくありません。その背景には、下記のような現金払いのメリットがあります。

つかいすぎを防止しやすい

現金払いには、つかいすぎを防ぎやすいというメリットがあります。キャッシュレス決済は便利ですが、「お金をつかっている」という実感が薄く、つい無駄づかいをしてしまうこともあります。現金でのお買物であれば、いくらつかって、財布のなかにいくら残っているかが一目瞭然です。あらかじめ予算を決めて財布に現金を入れておけば、手持ちのお金以上のお買物はできません。

不正利用される心配がない

不正利用の心配がないことも、現金払いのメリットのひとつです。キャッシュレス決済には、フィッシング詐欺やなりすましなどによる不正利用のリスクがあります。現金払いであれば、盗難や紛失のリスクはあるものの、第三者による不正利用の可能性はありません。
なお、キャッシュレス決済で不正利用の被害に遭った場合は、要件を満たせば補償を受けられるので、人によっては現金払いの方がリスクは高いと感じる人もいるかもしれません。

利用できる場所が多い

現金払いには、利用できる場所が多いというメリットもあります。個人商店や屋台などの小規模な店舗では、キャッシュレス決済を導入していないこともありますが、そのような場合でも現金なら支払いが可能です。「日本全国どこでも同じようにつかえる」というあんしん感もあるでしょう。
ただし、最近では、現金がつかえない完全キャッシュレスの店舗も増えつつあります。完全キャッシュレス店舗は今後も拡大する可能性が高いため、現金とキャッシュレス決済のつかい分けが必要になってくるかもしれません。

現金払いのデメリット

キャッシュレス決済が普及するにつれて、現金払いのデメリットを感じる人も増えているようです。キャッシュレス決済と比較した現金払いのデメリットは、下記のとおりです。

ポイントがたまらない

現金払いのデメリットは、キャッシュレス決済に比べて、お買物の際にポイントがたまりにくいことです。キャッシュレス決済の多くは、利用金額に応じて共通ポイントが付与され、たまったポイントはお金の代わりに加盟店の各店舗で支払いにあてることができます。また、利用するキャッシュレス決済サービスによっては、ポイントの二重どりや三重どりができることもあります。
現金払いでも店舗独自のポイントが付くこともありますが、キャッシュレス決済ほど効率よくポイントをためることは難しいでしょう。

支払いに時間と手間がかかる

現金払いは、キャッシュレス決済に比べて、会計の時間と手間がかかります。現金で支払いをするときには、財布を取り出して紙幣や小銭を数え、釣銭を受け取って財布にしまう、といった一連の作業が発生します。最近では、混雑緩和のためにキャッシュレス決済専用のセルフレジを設置する店舗も増えていますが、現金払いの場合は、わざわざ現金がつかえるレジに並ばなければなりません。

現金を引き出す手間と手数料がかかる

現金払いをするためには、銀行やATMで定期的にお金を引き出す必要があります。一般的に、銀行のATMは、利用する時間帯によって手数料がかかります。また、外出先で手持ちの現金が不足した場合、口座開設した銀行のATMが見つからなければ、提携しているコンビニなどのATMを利用しなければなりません。
一般的に、コンビニなどのATMから現金を引き出すと、時間帯を問わず手数料が発生します。1回あたりの手数料は数百円でも、回数を重ねると大きな金額になります。一定の条件を満たせば月に数回程度、コンビニなどATMの手数料が無料になるサービスもありますが、回数を気にしながら現金を引き出すのをわずらわしく感じる人も多いでしょう。

支払履歴を確認しづらい

現金払いには、「いつ、何に、いくらお金をつかったのか」という支払履歴を確認しづらいというデメリットもあります。キャッシュレス決済であれば、Webサイトやアプリなどでいつでも利用履歴を確認できます。
一方の現金払いの支払履歴を管理するには、レシートなどを確認しながら、家計簿などに記録をつけなければなりません。お買物のたびに家計簿をつけるのは手間がかかる上、レシートを紛失すると支払履歴を確認する手段がなくなってしまいます。

衛生面で心配

現金払いでは、不特定多数の人が現金に触れるため、衛生面のリスクが懸念されます。感染症予防のためには、現金を扱ったあと、手を清潔にすることが大切です。しかし、普段のお買物で、支払いのたびに手洗いをしたり消毒をしたりするのは現実的ではありません。「どこで誰が触ったのかわからない紙幣や硬貨に触れる機会を減らしたい」という理由から、現金に触れずに支払いができるキャッシュレス決済を選ぶ人も少なくないでしょう。

現金払い以外の支払方法は?

現金をつかわない支払方法を、キャッシュレス決済といいます。キャッシュレス決済にはいろいろな種類がありますが、そのなかでも代表的なものが「クレジットカード決済」「デビットカード決済」「電子マネー決済」「QRコード決済」の4つです。それぞれの決済方法の特徴を見ていきましょう。

クレジットカード決済

クレジットカード決済は、国内で最も多く利用されているキャッシュレス決済です。経済産業省の調査によると、キャッシュレス決済全体の約82.9%をクレジットカード決済が占めています。
クレジットカード決済は、実店舗やECサイトでのお買物だけではなく、公共料金の支払いなどにも利用でき、幅広い場面で利用されています。また、一般的に限度額が高めに設定されているため、高額のお買物にも利用しやすいでしょう。
お客さまがクレジットカード決済をした利用代金は、クレジットカード会社が立て替えて店舗に支払い、一定期間の利用代金をまとめて後日お客さまに請求する後払いの仕組みになっています。

クレジットカード決済については、下記の記事をご覧ください。

クレジットカード決済とは?仕組みや導入方法、メリットを解説

  • キャッシュレス

デビットカード決済

デビットカード決済は、クレジットカードと同様に、カードをつかったキャッシュレス決済方法です。クレジットカードとは異なり、決済と同時にお客さまの銀行口座から利用金額が引き落とされます。
原則として口座残高以上の支払いはできないため、つかいすぎを防げる一方で、残高を超える金額のお買物には利用できません。

デビットカード決済については、下記の記事をご覧ください。

デビットカード決済とは?仕組みやメリット、導入時の注意点を解説

  • キャッシュレス

電子マネー決済

電子マネー決済は、電子化したお金をつかった決済方法です。「交通系」と「流通系」の大きく分けて2種類があり、専用カードやスマートフォンアプリなどにチャージしたお金で支払いを行います。また、電子マネーをクレジットカードやデビットカードと連携させてつかうことも可能です。
具体的には、交通系電子マネーの代表例としてSuicaが挙げられます。

電子マネー決済については、下記の記事をご覧ください。

電子マネーとは?仕組みや各決済の種類やメリットをわかりやすく解説

  • キャッシュレス
  • スマホ決済

QRコード決済

QRコード決済は、スマートフォンの決済アプリと、QRコード(またはバーコード)を利用した決済方法です。QRコードを読み込むことで、お客さまの決済アプリに登録したクレジットカードや預金口座、電子マネーなどから支払いが行われます。決済方法には2種類あり、スマートフォンの画面に提示したコードを店舗側がスキャンする「ストアスキャン方式」と、店頭に設置したコードを利用するお客さまが読み込む「ユーザースキャン方式」です。
代表的なQRコード決済としては、d払いが挙げられます。

QRコード決済については、下記の記事をご覧ください。

QRコード決済・バーコード決済とは?つかい方やメリットを解説

  • キャッシュレス
  • QRコード決済
  • スマホ決済

キャッシュレス決済を導入するメリット

最近では、現金払いより、キャッシュレス決済を積極的に利用する人も増えています。キャッシュレス決済を導入することで、店舗側には下記のようなメリットがあります。

スムーズな会計

キャッシュレス決済を導入すると、会計の際に現金を受け取って釣銭を渡すという一連の作業が不要になります。会計がスムーズになってレジの混雑緩和につながる上、釣銭の渡し忘れや精算ミスといったヒューマンエラーも防げます。レジの待ち時間が短縮されることで、顧客満足度の向上も期待できるでしょう。

業務効率化

キャッシュレス決済の導入は、業務効率化にも役立ちます。現金をつかわないキャッシュレス決済では、釣銭を準備したり、売上金を銀行口座に入金したりする必要がありません。また、日々の会計がデータ化されるため、レジ締め作業の手間が軽減され、売上管理も行いやすくなります。キャッシュレス決済と会計ソフトを連動させることによって、会計業務全体の効率化も可能です。

売上アップ

キャッシュレス決済は、店舗の売上アップをめざす上でもメリットがあります。キャッシュレス決済を導入していれば、お客さまは手持ちの現金が不足していても、問題なくお買物ができます。さらに、インバウンド対策としても、キャッシュレス決済の導入は効果的です。
キャッシュレス決済に対応している店舗なら、訪日外国人観光客は日本円を用意する必要がないため、スムーズな利用を促すことができます。売上機会の損失を防ぎ、結果として客単価のアップも期待できます。

衛生面であんしん

キャッシュレス決済の導入は、衛生面でもメリットがあります。最近では、衛生面の懸念から、「どこで誰が触ったのかわからない現金にできるだけ触れたくない」と考える人も増えています。現金に触れずに決済が完了するキャッシュレス決済なら、お客さまにもあんしん感を与えることができるでしょう。

キャッシュレス決済の導入を検討するならd払いがおすすめ

キャッシュレス決済のなかでも、近年利用者が急増しているのが、スマートフォンをつかったQRコード決済です。QRコード決済のうちユーザースキャン方式であれば、店頭にQRコードを掲示するだけなので、期費用を抑えつつすぐにキャッシュレス決済を開始できます。
店舗にQRコード決済を導入するなら、ドコモのd払いがおすすめです。d払いなら1億人以上のdポイントクラブ会員に店舗の存在をアピールでき、集客・売上アップが見込めます。さらに、ドコモが提供している「スーパー販促プログラム」をつかえば、d払いの加盟店向けに集客や分析、利用単価アップといった施策ができるようになります。
新たにキャッシュレス決済を導入する場合は、ぜひドコモのd払いをご検討ください。

d払いの導入事例については、下記のページをご覧ください。

d払い導入事例


※QRコードは、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
※Suicaは、東日本旅客鉄道株式会社の登録商標です。

よくあるご質問

キャッシュレス決済にはどのようなものがありますか?

キャッシュレス決済の定義は「現金をつかわない支払方法」であり、これらを総称してキャッシュレス決済と呼んでいます。「クレジットカード決済」や「電子マネー決済」「QRコード決済」などがキャッシュレス決済に分類されます。詳しくはこちらをご確認ください。

最も多く利用されているキャッシュレス決済方法は?

最も多く利用されているキャッシュレス決済はクレジットカードで、経済産業省の調査によるとキャッシュレス決済全体の約82.9%がクレジットカード決済です。次に多いのが電子マネーで、QRコードなどのコード決済、デビットカードと続きます。

QRコード決済のメリットは?

スマートフォンだけで支払いを完結できるQRコード決済は、クレジットカードを持てなくてもつかえる、つかえる店舗が多い、支払い以外に個人間送金も可能などのメリットがあります。詳しくはこちらをご確認ください。

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よくあるご質問

  • キャッシュレス決済にはどのようなものがありますか?

    キャッシュレス決済の定義は「現金を使わない支払い方法」であり、これらを総称してキャッシュレス決済と呼んでいます。「クレジットカード」や「交通系電子マネー」「QRコード決済」などがキャッシュレス決済に分類されます。詳しくはこちらをご確認ください。

  • 現金の方がいい理由は何ですか?

    現金のメリットは、つかいすぎを防止しやすい、不正利用される心配がない、利用できる場所が多いことなどがあります。

  • 現金払いの欠点は何ですか?

    現金払いには、支払いに時間と手間がかかる、支払履歴を確認しづらい、ポイントがたまらないといったデメリットがあります。

監修者プロフィール

黒川一美さん

黒川 一美

日本FP協会 AFP認定者、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
大学院修了後、IT企業や通信事業者のセールスエンジニア兼企画職として働く。出産を機に退職し、自分に合ったお金との向き合い方を見つけるため、FP資格を取得。現在は3人の子育てをしながら、多角的な視点からアドバイスができるFPを目指して活動中。

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