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2024年6月27日

クレジットカードのタッチ決済とは?利用方法や導入方法を解説

キャッシュレス

近年、タッチ決済に対応したクレジットカードの発行枚数が増加しています。タッチ決済は今後、さらなる普及が見込まれていることから、店舗への導入を検討している人も多いでしょう。
ここでは、タッチ決済に対応したクレジットカードの利用方法や導入方法のほか、お客さまと店舗のそれぞれのメリットについても解説します。

タッチ決済とは決済端末にかざすだけで支払いができる決済方法

タッチ決済とは、決済端末にクレジットカードやスマートフォンなどをかざして支払いをする、非接触型の決済方法で、「コンタクトレス決済」とも呼ばれます。
クレジットカードのタッチ決済の場合は、各国際ブランドが展開しており、カードにタッチ決済対応マークがついているのが目印です。

■タッチ決済がつかえるクレジットカードのイメージ図

従来は、店舗でクレジットカード決済をする場合、決済端末にカードをスライド、もしくは差し込み、暗証番号の入力やサインが必要でした。しかし、タッチ決済に対応したクレジットカードなら、決済端末にかざすだけで決済が完了します。また、クレジットカードだけではなく、クレジットカードを紐付けたスマートフォンやウェアラブル端末といった、タッチ決済に対応しているデバイスでの決済も可能です。
クレジットカードのタッチ決済は、国内外問わず「タッチ決済対応マーク」がある場所で利用できます。コンビニエンスストアやショッピングモール、飲食店など、多くの店舗で利用可能です。

タッチ決済に対応したクレジットカードの利用方法

タッチ決済ができるクレジットカードは、どのような手順で利用すればいいのでしょうか。具体的には、次の3ステップで支払いが完了します。

■タッチ決済に対応したクレジットカードの利用方法

1. 店舗がタッチ決済を導入しているかどうかを確認

まずは、支払いを行う店舗がタッチ決済を導入しているかどうかを確認します。目印は「タッチ決済対応マーク」です。タッチ決済対応マークは店舗の入口やレジ付近に掲示されていることが多いですが、見当たらない場合は店員に確認してみましょう。

2. 会計時に「(国際ブランド)のタッチ決済で」と伝える

店舗がクレジットカードのタッチ決済に対応していたら、会計時にタッチ決済を利用したい旨を伝えます。このとき、「(国際ブランド)のタッチ決済で」と、クレジットカードの国際ブランドと併せて伝えましょう。セルフレジを利用する場合は、決済方法の画面で「クレジットカード」を選択します。

3. 決済端末にカードをかざして支払い完了

店員の指示に従い、決済端末にカードをかざせば支払いは完了です。決済が完了すると、音が鳴ったり、レジや決済端末の画面に「支払い完了」という文字が表示されたりします。
セルフレジの場合は、クレジットカードを選択後に「カードをかざしてください」などの指示が出るので、決済端末にカードをかざしましょう。

クレジットカードのタッチ決済を利用するお客さまのメリット

クレジットカードのタッチ決済は、利用するお客さまにとってどのようなメリットがあるのでしょうか。具体的なメリットをご紹介します。

支払いがスムーズ

クレジットカードのタッチ決済を利用する大きなメリットは、支払いがとてもスムーズになることです。タッチ決済なら、現金のやりとりがないことはもちろん、店員にクレジットカードを渡したり、暗証番号の入力やサインをしたりする必要もありません。さらに、タッチ決済は、クレジットカードそのものがなくても、クレジットカードを紐付けたスマートフォンやスマートウォッチなどのウェアラブルデバイスでも利用可能です。

セキュリティや衛生面でもあんしん

クレジットカードのタッチ決済では、クレジットカードを直接受け渡しすることがないので、情報漏洩や不正利用につながりにくく、衛生面でもあんしんです。タッチ決済が利用できるクレジットカードは、国際基準のセキュリティ技術が搭載されたICチップが使用されています。カード情報は暗号化された状態でICチップに記録されているため、磁気ストライプ式のクレジットカードに比べて安全性が高く、スキミング防止に役立ちます。

チャージする手間がかからない

クレジットカードのタッチ決済は、チャージする手間がかからないこともメリットです。クレジットカードのタッチ決済の場合、チャージではなく利用金額が後日まとめて引き落とされます。
なお、タッチ決済には、タッチ決済搭載のクレジットカード以外にも、交通系や流通系の電子マネーがあります。しかし、電子マネーの場合は、基本的には事前のチャージが必要です。

タッチ決済限定特典がある

クレジットカードによっては、タッチ決済を利用することでポイント還元率アップなどの特典が設けられている場合があります。このような特典を上手に利用すれば、ポイントが効率良くたまってお得です。
支払いがスピーディーになる上に限定特典が受けられ、お客さまにとっては一石二鳥といえるでしょう。

クレジットカードのタッチ決済を利用するお客さまの注意点

クレジットカードのタッチ決済には、上に挙げたような多くのメリットがありますが、注意が必要な点もあります。クレジットカードのタッチ決済を利用するお客さまにとっての注意点は、下記のとおりです。

一定額以上では暗証番号が必要

クレジットカードのタッチ決済は、1回あたりの利用上限額が定められています。具体的な上限額はクレジットカード会社によって異なりますが、1万円程度であるケースも少なくありません。そのため、高額な支払いにはつかいづらいでしょう。タッチ決済の上限額を超えて利用する場合は、従来のクレジットカード決済と同様に、暗証番号の入力やサインが必要になります。

紛失時の悪用リスクがある

タッチ決済の利便性は、裏を返すと紛失時の悪用リスクにつながってしまいます。クレジットカードのタッチ決済は暗証番号やサインが不要なので、カードの所有者以外でも簡単に決済ができ、紛失や盗難に遭ったときの不正利用被害が拡大しやすい傾向があります。万が一、紛失や盗難が起こった場合は、すぐにクレジットカード会社に連絡し、利用停止の手続きをすることが重要です。

クレジットカードのタッチ決済を導入する店舗のメリット

クレジットカードのタッチ決済は、利用するお客さまだけではなく、導入する店舗にも多くのメリットがあります。代表的なメリットを下記にご紹介しましょう。

会計の効率化につながる

タッチ決済によってスピーディーに会計ができるようになれば、レジの混雑緩和や業務効率化につながります。従来型のクレジットカード決済でも、現金払いに比べれば効率良く会計ができますが、タッチ決済ならさらに会計スピードがアップします。それにより、顧客満足度の向上や人件費の削減なども期待できるでしょう。

インバウンド需要の機会損失を防ぐ

インバウンド需要に対応しやすいことも、タッチ決済のメリットのひとつです。クレジットカードのタッチ決済は、世界中で多くの人々に利用されています。公共交通機関をクレジットカードのタッチ決済で利用できる国も少なくありません。店舗にタッチ決済を導入していれば、海外からの訪日観光客もスムーズに支払いができるでしょう。また、カードをかざすだけなので、お互い言葉がわからなくても案内がしやすくなります。

お客さまとのトラブルを防止する

タッチ決済の導入は、クレジットカードにまつわるお客さまとのトラブル防止にも役立ちます。スキミングをはじめとしたクレジットカードの不正利用被害は、年々増加しています。そのため、お客さまも、「カード情報が盗まれないか」「暗証番号の入力を他人に見られないか」など、不正利用防止を意識している人も少なくありません。もしクレジットカード決済のために店舗がカードを預かったり、暗証番号を入力してもらったりする場合、お客さまにいらぬ不安や疑念を抱かせてしまうかもしれません。タッチ決済ならクレジットカードの受け渡しが不要な上、ICチップ搭載でスキミングを防ぐ仕組みになっているため、トラブルのリスクを避けることができます。

クレジットカードのタッチ決済を導入する店舗の注意点

クレジットカードのタッチ決済の導入にはメリットがある一方で、注意点もあります。タッチ決済を導入する店舗は次の点に注意が必要です。

1回あたりの利用上限額が決められている

前述したように、クレジットカードのタッチ決済には、1回あたりの利用上限額が定められています。上限額を超えた場合は、タッチ決済を利用できず、お客さまに暗証番号の入力かサインをお願いしなければなりません。取り扱っている商品の価格帯によっては、タッチ決済を利用しづらい可能性があります。

専用の決済端末が必要になる

店舗にクレジットカードのタッチ決済を導入するためには、専用の決済端末が必要です。もしすでにクレジットカード決済を導入していたとしても、使用している決済端末がタッチ決済に対応していない場合は、新たに決済端末を設置しなければなりません。

クレジットカードのタッチ決済の導入方法

店舗にクレジットカードのタッチ決済を導入するには、一般的なクレジットカード決済と同様に、直接クレジットカード会社と加盟店契約を結ぶ方法と、複数のクレジットカード会社との手続きをまとめて依頼できる決済代行会社と契約する方法があります。
いずれの場合も、申込み後にはクレジットカード会社による審査が行われます。審査に通過すると、決済端末などタッチ決済に必要なキットが届く流れが一般的です。
決済端末などが届いたら、初期設定や店頭での告知を行います。また、タッチ決済を実際に運用する前に、スタッフに対して操作方法などの研修を行うことも必要です。「お客さまがタッチ決済を希望しているのに決済端末の操作方法がわからず対応できない」という事態にならないように、しっかりと準備しておきましょう。

クレジットカードのタッチ決済を含め、自店舗に合ったキャッシュレス決済を検討しよう

クレジットカードのタッチ決済は、クレジットカードやスマートフォンを決済端末にかざすだけで支払いが完了する非接触型の決済方法です。「暗証番号の入力などがなく会計がスピーディー」「衛生面でもあんしん」などの理由から、タッチ決済の顧客ニーズは高まっているといえます。
また、クレジットカードのタッチ決済のほかにも、非接触型の決済方法として、QRコード決済の利用者も増加傾向にあります。非接触型のキャッシュレス決済を検討する場合におすすめなのが、ドコモのd払いです。d払いは、スマートフォンのアプリをつかって行うキャッシュレス決済です。d払いなら、9,000万人を超えるdポイントクラブ会員に店舗の存在をアピールでき、集客・売上アップが見込めるでしょう。
また、ドコモでは、d払い加盟店で利用できる「スーパー販促プログラム」を提供しています。「スーパー販促プログラム」をつかえば、お客さまに加盟店からのメッセージやキャンペーン情報を配信でき、集客や利用単価アップといった施策ができるようになります。
キャッシュレス決済の導入をお考えの場合は、ぜひ、ドコモのd払いをご検討ください。

※QRコードは、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

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よくあるご質問

  • クレジットカードでタッチ決済はできますか?

    タッチ決済マークが付いているクレジットカードなら利用可能です。ただし、店舗側でもタッチ決済に対応している必要があります。

  • クレジットカードでタッチ決済を導入するメリットは何ですか?

    スムーズな会計でレジの混雑を解消でき、利用者がずっとカードを持っているためセキュリティ面でも衛生面でも安心できます。その他、会計処理の効率化や訪日観光客の会計時にも役立ちます。

  • クレジットカードのタッチ決済で注意することはありますか?

    クレジットカード会社ごとに、1回に利用できる限度額が決まっています。利用したい金額が上限を超えるときは、従来の方法で決済することになる他、タッチ決済に対応した端末が必要になります。また、利用者は紛失した際に悪用されやすいという側面があります。

監修者プロフィール

黒川一美さん

黒川 一美

日本FP協会 AFP認定者、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
大学院修了後、IT企業や通信事業者のセールスエンジニア兼企画職として働く。出産を機に退職し、自分に合ったお金との向き合い方を見つけるため、FP資格を取得。現在は3人の子育てをしながら、多角的な視点からアドバイスができるFPを目指して活動中。

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