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2024年6月4日

電子マネーとクレジットカードの違いとは?おすすめのつかい方を紹介

キャッシュレス

以前は「キャッシュレス決済」といえばクレジットカードが主流でしたが、最近では電子マネーの利用も多くなっています。しかし、電子マネーとクレジットカードの違いを改めて考えると、「よくわからない」という人も多いのではないでしょうか。
ここでは、電子マネーとクレジットカードの違いや、お客さま側と店舗側のそれぞれのメリット・デメリット、電子マネーとクレジットカードを賢くつかいわける方法などについて解説します。

電子マネーとクレジットカードの主な違い

電子マネーとクレジットカードは、どちらも現金をつかわないキャッシュレス決済ですが、それぞれ違った特徴があります。主な違いについては下記の図のとおりです。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

■電子マネーとクレジットカードの主な違い

事前審査の有無

電子マネーとクレジットカードの違いに、事前審査の有無があります。電子マネーを発行するにあたっては、原則として審査はありません。一方のクレジットカードは、発行時に審査が必要で、一般的には高校生を除く18歳以上でなければ申込みはできません。

支払方法

支払方法も、電子マネーとクレジットカードの大きな違いのひとつです。電子マネーは「前払い(プリペイド型)」「即時払い(デビット型)」「後払い(ポストペイ型)」など複数の支払方法があります。対して、クレジットカードは原則、後払い(ポストペイ型)です。なお、クレジットカードの場合は、一括払いのほか分割払いなど、利用時に支払回数を選べることが特徴です。

キャッシュレス決済の支払い方法については、下記をご覧ください。

キャッシュレス決済の種類とは?前払い・後払い(ポストペイ)・即時払い

  • キャッシュレス
  • QRコード決済
  • スマホ決済

利用上限金額

電子マネーとクレジットカードは、利用上限金額が異なります。電子マネーは、チャージ金額や1回の利用金額の上限が設定されている場合があるため、少額のお買物に向いています。クレジットカードの場合は、利用限度額の範囲内であれば高額なお買物が可能です。

電子マネーとは

電子マネーとは、その名のとおり、電子データ化されたお金のことです。鉄道会社や大手流通会社など、電子マネーを発行している会社によって、「交通系」「流通系」「クレジットカード系」にわけることができます。
また、電子マネーの支払方法は、専用のICカードやスマートフォンのアプリなどにあらかじめお金をチャージする「前払い(プリペイド型)」、支払いと同時に連携した銀行口座から引き落とされる「即時払い(デビット型)」、クレジットカードと紐づけて後日まとめて銀行口座から引き落とされる「後払い(ポストペイ型)」があります。

電子マネーには基本的に入会時の審査はなく、交通系電子マネーなどは子どもでも利用が可能なことも特徴のひとつです。多くの電子マネーは、専用の決済端末にICカードかスマートフォンをかざすだけで支払いが完了するため、原則として、サインや暗証番号などは必要ありません。

電子マネーのメリット

電子マネーには、どのようなメリットがあるのでしょうか。電子マネーを利用するお客さま側と、電子マネー決済を導入する店舗側にわけて、それぞれのメリットを見ていきましょう。

お客さまが電子マネーを利用するメリット

お客さまにとって、電子マネーの大きなメリットは、支払いが非常にスムーズになることです。電子マネー決済は、基本的に専用の決済端末にICカードかスマートフォンをかざすだけで支払いが完了します。
審査不要で発行できるため、気軽につかい始められることもメリットといえるでしょう。電子マネーのなかには、ポイントがたまるものもあり、現金よりもお得にお買物ができる場合もあります。
また、多くの電子マネーは、スマートフォンのアプリと連動が可能です。そのような電子マネーなら、アプリを見るだけで、支出額や内訳を簡単に把握できます。

店舗が電子マネー決済を導入するメリット

電子マネー決済を導入する店舗にとっても、支払いがスムーズになることは大きなメリットといえます。専用の決済端末にかざすだけで会計が完了する電子マネーは、レジの混雑緩和や時間短縮に役立ち、結果として、回転率上昇も期待できます。また、売上未回収のリスクが低いこともメリットです。
最近では、キャッシュレス対応の店舗を積極的に選ぶ人も増えています。スマートフォンのアプリに電子マネーを連携させ、「財布を持たずにスマートフォンだけで支払いを完結させたい」と考える人も少なくありません。店舗に電子マネー決済を導入することで、顧客満足度の向上や売上機会の拡大につながるでしょう。

電子マネーのデメリット

メリットがある一方で、電子マネーにはいくつかのデメリットもあります。お客さま側、店舗側それぞれのデメリットは次のとおりです。

お客さまが電子マネーを利用するデメリット

お客さまにとって、電子マネーのデメリットは、クレジットカードに比べて利用できる場面が限られることです。電子マネーには数多くの種類があり、店舗によって対応している電子マネーが異なります。「電子マネーで支払いたい」と思っても、店舗が対応してなければ利用できません。
また、電子マネーはチャージ限度額や1回あたりの利用限度額が定められており、高額なお買物にはつかいづらい傾向があります。事前に現金をチャージしてつかう電子マネーの場合は、チャージの手間がかかるというデメリットも挙げられます。

店舗が電子マネー決済を導入するデメリット

店舗が電子マネー決済を導入するデメリットは、導入や運用にあたってコストがかかることです。電子マネー決済には専用の決済端末が必要なため、導入にあたって初期費用がかかります。さらに、利用者が電子マネー決済をすると、所定の決済手数料が発生します。
また、電子マネーには多くの種類があるため、店舗の顧客層やニーズなどをふまえて電子マネーの種類を選ぶ必要があるでしょう。

電子マネーの種類については、下記の記事をご覧ください。

電子決済とは?種類や利用方法、メリット・デメリットを解説

  • キャッシュレス
  • QRコード決済
  • スマホ決済

クレジットカードとは

クレジットカードとは、後払い(ポストペイ型)でお買物などの支払いができるカードで、国内で最も多く利用されているキャッシュレス決済です。実店舗やECサイトをはじめ、利用できる場面が幅広いことや、利用金額に応じたポイントがたまることなどが特徴です。
クレジットカードで支払いをすると、一定期間の利用金額が、後日まとめて引き落とされます。クレジットカード会社が一時的に立替払いをする形になるため、入会にあたっては事前に審査が必要です。
支払時は、金額や店舗によってタッチ決済などサインレスでの利用も可能ですが、一般的には暗証番号の入力やサインが必要です。なお、オンラインショッピングの場合は、決済画面でカード番号などの必要情報を入力して支払いを行います。

クレジットカードのメリット

クレジットカードにも、メリットとデメリットがあります。クレジットカードを利用するお客さまと、クレジットカード決済を導入する店舗にわけて、それぞれのメリットをご紹介します。

お客さまがクレジットカードを利用するメリット

お客さまにとってのクレジットカードのメリットは、幅広いシーンで利用できることです。実店舗でのお買物はもちろん、各種サービス、オンラインショッピングなど、クレジットカードが利用できる場面は多岐にわたります。ほとんどのクレジットカードは国際ブランドと提携しているので、国内だけではなく海外でも利用できて便利です。
さらに、クレジットカードは、電子マネーに比べて利用限度額が大きいという特徴もあります。1か月あたりの利用限度額の範囲内であれば、高額なお買物も可能です。支払方法も、1回払いだけではなく、分割払いやリボ払い、ボーナス払いなど、都合に合わせて選ぶこともできます。
そのほか、クレジットカードは利用金額に応じてポイントがたまるほか、保険や優待特典といった付帯サービスが充実しているというメリットもあります。

店舗がクレジットカード決済を導入するメリット

クレジットカードは、国内で最も多く利用されているキャッシュレス決済なので、店舗がクレジットカード決済を導入することで多くのお客さまのニーズに対応できるというメリットがあります。クレジットカード決済が可能なら、手持ちの現金を気にせずにお買物ができるため、お客さまの購入ハードルは下がり、販売機会の損失を防ぐことができるでしょう。また、クレジットカードは利用限度額が大きいため、高額商品も購入してもらいやすくなり、客単価向上も期待できます。

クレジットカードのデメリット

メリットがある一方、クレジットカードにはデメリットもあります。お客さま、店舗それぞれのデメリットを見ていきましょう。

お客さまがクレジットカードを利用するデメリット

クレジットカードは、新規入会時に審査が必要です。そのため、申込みからカード発行までに手間と時間がかかり、場合によっては入会を断られる可能性もあることがデメリットといえます。また、カードによっては、年会費が必要だったり、3回以上の分割払いやリボ払いなど、支払方法によって手数料がかかったりします。

さらに、クレジットカードの利用にあたっては、不正利用のリスクに気をつけなければなりません。クレジットカードの不正利用被害は、年々増加傾向にあり、手口も巧妙化しています。クレジットカード情報を盗まれて悪用され、多額の請求がきてはじめて被害に気づくというケースも少なくありません。

店舗がクレジットカード決済を導入するデメリット

店舗がクレジットカード決済を導入するデメリットは、初期費用や決済手数料などのコストがかかることです。決済手数料の料率は、店舗規模や業種、クレジットカード会社によっても異なるため、事前に確認が必要です。クレジットカード会社によっては、システム利用のための月額料金や、クレジットカード決済の売上金が振り込まれる際の振込手数料が発生することもあります。
また、クレジットカード決済の導入にあたっては、加盟店審査が行われます。申込んでから実際に利用できるまでに時間がかかることも、クレジットカード決済のデメリットといえるでしょう。

クレジットカード決済については、下記の記事をご覧ください。

クレジットカード決済とは?仕組みや導入方法、メリットを解説

  • キャッシュレス

電子マネーとクレジットカード、どちらがいい?

電子マネーとクレジットカードのどちらが適しているかは、つかう人のライフスタイルによっても異なるため、一概にいえません。二者択一ではなく、賢くつかいわけることを考えてみてもよいでしょう。
ここでは、電子マネーとクレジットカードをつかいわけたり、連携したりする方法についてご紹介します。

シーンに応じてつかいわける

電子マネーとクレジットカードは、利用シーンや支払金額に応じて、つかいわけることをおすすめします。たとえば、少額のお買物や、支払いをスピーディーに済ませたいときなどは、電子マネーの方がスムーズです。一方、高額の商品を購入したいときや、ネットショッピングを利用するときなどは、クレジットカードの方がつかいやすいでしょう。
電子マネーとクレジットカードのそれぞれのメリットを活かすことが、キャッシュレス決済をより便利につかいこなすコツです。

連携して利用する

電子マネーによっては、クレジットカードと連携して利用することも可能です。電子マネーをクレジットカードと連携させれば、あらかじめ設定した金額よりもチャージ残高が少なくなると、クレジットカードから自動的にチャージすることができます。このようなオートチャージ機能を活用すれば、「事前チャージの手間がかかる」というデメリットも解消されます。

キャッシュレス決済のニーズに合わせて複数の種類の決済を導入しよう

キャッシュレス化の広がりとともに、電子マネーとクレジットカードをシーンに応じて賢くつかいわける人も増えています。また、ライフスタイルに合わせて、複数の種類の電子マネーをつかっている人も少なくありません。電子マネーのニーズは、これからますます拡大していくと考えられます。店舗に電子マネー決済を導入するなら、複数の電子マネー決済に対応するのが理想的といえます。

電子マネー決済を新たに導入するなら、おすすめなのがd払いです。d払いは、スマートフォンのアプリをつかって行うキャッシュレス決済です。d払いなら、9,000万人を超えるdポイントクラブ会員に店舗の存在をアピールでき、集客・売上アップが見込めるでしょう。
また、ドコモでは、d払いの加盟店を対象とした「スーパー販促プログラム」を提供しています。スーパー販促プログラムとはdポイント会員基盤を活用した法人向けプログラムのことで、集客や分析、利用単価アップといった施策ができるようになります。
電子マネー決済の導入をお考えの場合は、ぜひ、ドコモのd払いをご検討ください。

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よくあるご質問

  • 電子マネーとクレジットカード、どちらがおすすめですか?

    電子マネーとクレジットカードのどちらがおすすめかはそれぞれのライフスタイルによって異なります。シーンに応じて使い分けるのもいいでしょう。

  • 電子マネーとクレジットカードの大きな違いとは何ですか?

    電子マネーとクレジットカードは、どちらも現金をつかわないキャッシュレス決済ですが、それぞれ違った特徴があります。事前審査、支払方法、利用上限額などが異なります。

  • 電子マネーを使うのはどんなシーンがおすすめ?

    少額のお買物や、支払いをスピーディーに済ませたいときなどは、電子マネーの方がスムーズに短時間で行えるので便利です。

監修者プロフィール

黒川一美さん

黒川 一美

日本FP協会 AFP認定者、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
大学院修了後、IT企業や通信事業者のセールスエンジニア兼企画職として働く。出産を機に退職し、自分に合ったお金との向き合い方を見つけるため、FP資格を取得。現在は3人の子育てをしながら、多角的な視点からアドバイスができるFPを目指して活動中。

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