d払い

2025年3月31日

Amazonでもd払いが使える?導入メリットや手順を解説

キャッシュレス

Amazonの支払方法には、クレジットカードやコンビニ・ATM払い、代金引換などさまざまな種類がありますが、d払いも利用可能です。d払いはドコモが提供するキャッシュレス決済サービスで、Amazonでの買物に利用すると、お得にポイントがたまるなどのメリットがあります。

では、Amazonでd払いをつかうには、具体的にどうすればいいのでしょうか。
ここでは、Amazonでの買物にd払いを利用するメリットや注意点、設定方法のほか、店舗がd払いを導入するメリットと導入手順についても解説します。

Amazonの買物で利用できるd払い

d払いとは、ネットショッピングや街のお店で利用できるドコモのキャッシュレス決済サービスです。スマホアプリをつかったQRコード(バーコード)決済ができ、支払方法は、「d払い残高」、「dカード」、「dカード以外のクレジットカード」、利用代金を月々の携帯電話料金と合算して支払う「電話料金合算払い」から選択できます。
ただし、d払いはdアカウントをお持ちの人なら誰でも利用できますが、電話料金合算払いを選択できるのはドコモユーザーのみです。

Amazonでは、2018年から、買物の支払いにd払いが利用できるようになりました。ただし、Amazonでd払いを利用する場合、設定できる支払方法は電話料金合算払いのみとなります。

Amazonの買物でd払いを利用するメリット

Amazonの買物でd払いをつかうと、利用者にはさまざまなメリットがあります。主なメリットを以下にご紹介します。

ポイントの二重どりができる上、ポイントの還元率もアップする

Amazonでdポイントを利用すると、ポイントの二重どりができることに加えて、dポイントの還元率がアップすることもメリットです。

Amazonとドコモの提携強化により、2024年からAmazonでの支払いでdポイントがたまる・つかえるようになりました。Amazonでdポイントをためる・つかうには、dアカウントとAmazonアカウントの連携が必要です。この連携手続きを行えば、従来どおりのAmazonポイントに加えて、Amazonでの1決済5,000円(税込)以上のお買物で1%分のdポイントがたまります。つまり、Amazonポイントとdポイントの二重どりができるというわけです。

また、dアカウントとAmazonアカウントを連携した上で、Amazonの支払いをd払いに設定すれば、d払いでの支払い200円ごとにdポイントが1ポイントたまります。これにより、Amazonでの1決済5,000円(税込)以上のお買物をした場合、アカウント連携によるdポイント1%分付与に加えて、ドコモユーザーならd払いの利用で200円ごとに1ポイント(0.5%分)も加算され、合計1.5%に還元率アップが可能です。

■ドコモの回線契約がある場合の、条件に応じて加算されるポイント還元率

※1 1決済あたりの進呈上限100ポイント ※2 Amazonプライム会費・電子書籍等の対象外商品有、決済手段制限有、dアカウント事前連携要、その他詳細はこちら ※3 100円(税込)ごと月100ポイントまで ※4 進呈するdポイントは期間・用途限定 ※5 Amazonプライム会費・電子書籍等の対象外商品有、ドコモ経由でのAmazonプライム&回線契約(対象プランに限る)の両方が決済時に有効な場合が対象、詳細はドコモHPで ※6 電話料金合算払いからの支払いのみご利用可 ※7 200円(税込)につき1ポイント ※8 Amazonでのd払いのご利用は事前に設定が必要 ※9 ドコモ回線をお持ちでspモード、ahamo、irumoをご契約のお客様が対象

毎週金曜日・土曜日はさらにポイントがたまる

Amazonでd払いを利用すると、毎週金曜日・土曜日はポイントの還元率がアップすることもメリットのひとつです。d払いには、毎週金曜日・土曜日に対象サイトで利用すると、dポイントの還元率が3%アップする「d曜日」というキャンペーンがあります。このd曜日の対象サイトには、Amazonも含まれています。

たとえば、dアカウントとAmazonアカウントを連携した上で、金曜日または土曜日にAmazonで1決済5,000円(税込)以上のお買物をして、d払いで決済するとしましょう。この場合、たまるdポイントは、アカウント連携による1%にd払いでの0.5%が追加され、さらにd曜日の3%も上乗せされるため、合計4.5%分にアップします。

ただし、d曜日のポイントアップを適用するには、毎月事前エントリーが必要になるため注意が必要です。

事前に設定しておけば簡単に決済できる

Amazonでd払いを利用するメリットには、はじめに設定をしておけば、その後は簡単に決済できることも挙げられます。設定方法はこの後詳しく解説しますが、一度設定を済ませておけば、あとは「docomo d払い」を選択し、注文を確定するだけです。
注文後にはドコモからレシートメールが届き、決済完了となります。Amazonで注文するたびに面倒な入力を行う必要がなく、スムーズに買物を楽しめます。

Amazonの買物でd払いを利用する際の設定方法

上記でご紹介したように、Amazonの買物でd払いを利用するには、事前の設定が必要です。ここからは、Amazonでd払いを利用するための設定方法について、具体的な手順を解説します。

1. Amazonにログイン後「支払方法」をタップする

まずは、ドコモ回線のスマートフォンからAmazonにログインします。「メニュー」から、「アカウントサービス」、「お客様の支払い方法」と進みます。

2. 「カード&アカウント」の「追加」をタップ

「お客様の支払い方法」に進んだら、「カード&アカウント」の横にある「+追加」をタップします。

3. 「docomo d払い」を選択する

「+追加」をタップして表示された画面から「携帯決済」をタップし、携帯会社「docomo d払い」を選択します。アカウントのタイプは、「個人用」「仕事用」「家庭用」などの選択肢から任意のものを選びましょう。選択が完了したら「続行」をタップします。

なお、このとき、ドコモネットワーク(spモード)からの接続が必要になります。Wi-Fi接続している場合は、モバイル回線へ切り替えてください。

4. ネットワーク暗証番号を入力する

「続行」をタップしたら、ドコモの決済画面に切り替わります。ネットワーク暗証番号を入力し、「承諾する」をタップします。

5. 承諾番号の表示で「次へ」をタップして完了

最後に、「承諾完了」画面で承諾番号が表示されます。「次へ」をタップすると、Amazonの支払いにd払いを選択できるようになります。
設定が完了したら、スマートフォンをWi-Fiに接続しても問題ありません。

Amazonの買物でd払いを利用する際の注意点

Amazonの買物でd払いを利用する際には、いくつかの注意点があります。Amazonの支払方法にd払いを設定する場合は、あらかじめ以下を確認しておきましょう。

電話料金との合算払いとなる

Amazonで利用できるd払いは、ドコモ回線の携帯電話料金と合算して支払う電話料金合算払いのみです。d払いにはほかにも、スマートフォンの決済アプリと紐づけたクレジットカードで支払う方法や、銀行やATMからチャージしたd払い残高で支払う方法がありますが、Amazonでは電話料金合算払い以外は利用できません。

ただし、電話料金合算払いを設定した上で、dポイントまたはd払い残高を利用することは可能です。Amazonの買物にdポイントを利用するには、dアカウントでdポイント利用設定が必要です。dポイントの利用設定は、dアカウントにログインするか、d払いアプリの「アカウント」から行います。

また、d払い残高を利用する場合も、dアカウントにd払い残高利用の登録・設定が必要になります。dポイントまたはd払い残高の利用設定をした場合、dポイントまたはd払い残高が優先して利用され、超えた決済金額分のみが電話料金合算払いとなります。dポイントとd払い残高の利用を併用することはできません。

なお、電話料金合算払いには利用限度額が設定されています。利用限度額は、契約状況や利用状況、お支払い状況などによって異なりますが、最大で月10万円(20歳未満の場合は月1万円)までです。Amazonで高額商品を購入する際には、利用限度額に注意しましょう。

ドコモユーザーだけが利用できる

Amazonでd払いは電話料金合算払いのみしか利用できないため、d払いを利用できるのはドコモユーザーのみです。

なお、d払い自体は無料のdアカウントさえ作成すれば、ドコモユーザーではない人でも利用できます。たとえば、d払いアプリをつかったORコード決済なら、ドコモユーザーでなくても利用可能です。また、dポイントも、dアカウントを持っている人なら誰でも無料で登録できます。

しかし、Amazonでd払いを利用するには、ドコモユーザーであることが条件となるため注意が必要です。

利用できるdポイントは2パターンとなる

Amazonで利用できるdポイントは、「dポイント」と「dポイント(期間・用途限定)」の2種類があります。通常の「dポイント」の有効期限は獲得した月から起算して48か月後の月末まで※ですが、「dポイント(期間・用途限定)」の方は獲得したサービスやキャンペーンによって有効期限が異なります。

「dポイント」と「dポイント(期間・用途限定)」は合算してつかうことも可能です。 2種類のポイントを合算してつかう場合、有効期限が短いポイントからつかわれますが、期限を過ぎるとせっかくためたポイントが失効してしまいます。dポイントは、Amazon以外にも全国の多数の店舗やネットショップでもつかえるので、有効期限が切れる前につかうようにしましょう。

※2025年7月より、dポイント(通常)の有効期限は、最後にポイントをご利用された日から12か月後までに変更になります。

d払いの対象外となる商品がある

Amazonには、d払いの対象外となる商品があります。具体的には、以下の商品にはd払いを利用することができません。これらの商品をAmazonで注文したい場合は、別の支払方法を選択する必要があります。

<Amazonでd払いの対象外となる商品>

  • Amazon.co.jpギフトカード
  • 一部のデジタルコンテンツ(Kindle本、Kindle Unlimited、Amazon Music Unlimited、Prime Videoチャンネル以外)
  • 提携ネットスーパー(ライフ、バロー、成城石井)でご注文された商品
  • Amazonフレッシュでご注文された商品
  • Amazon Payご利用分でお支払いされた商品
  • 定期おトク便で注文された商品

店舗がd払いを導入するメリット

これまで解説してきたように、Amazonでd払いを利用すると、利用者にはさまざまなメリットがあります。d払いによるAmazonでのポイント還元率アップなどが注目を集めていることから、今後、d払いユーザーの増加が期待されています。

Amazonでつかえるd払いは携帯電話合算払いだけなのでドコモユーザーしか利用できませんが、実店舗ならドコモユーザー以外でもd払いの利用が可能です。キャッシュレス決済を取り入れようと考えている店舗にとっても、この機会にd払いを導入されることで、次のようなさまざまなメリットを得られる可能性があります。

集客アップを図れる

d払いを導入する大きなメリットは、1億人を超えるdポイントクラブ会員に自店舗の存在をアピールでき集客につなげられることです。Amazonとドコモの提携強化によりAmazonでの支払いでdポイントを利用できるようになったことで、dポイントクラブ会員のさらなる増加が期待できます。

たまったdポイントの利用先として多いのが、d払いでの商品やサービスの購入です。そのため、d払いを導入することで、新たにdポイントをフックとした売上の向上を期待できます。
さらに、d払いアプリには、クーポンやオーダー、メッセージといった会員向けの独自の販促プログラムが用意されているため、効率よく来店を促すことが可能です。

このように、Amazonに出店している店舗はもちろん、そうではない店舗にとっても、d払いを導入するメリットは多々あるといえるでしょう。

dポイント消費によって購入単価がアップする場合もある

dポイントがたまることで、積極的な購買意欲を後押しする効果も期待されることもメリットです。
d払いを利用するお客さまは、たまったdポイントを支払代金に充当することができます。「せっかくためたdポイントを有効につかい切ろう」「dポイントがたまったから欲しかった商品を買おう」といったお客さまの行動につながり、購入単価がアップする可能性もあるでしょう。

店舗業務の効率化が図れる

d払いの導入には、会計業務を効率化できるというメリットもあります。
d払いはキャッシュレス決済サービスなので、会計が非常にスムーズになります。現金や小銭のやりとりが不要になり、レジの混雑緩和につながるほか、釣銭の渡し忘れや精算ミスといったヒューマンエラーの防止にも役立つでしょう。現金の取扱いが減るため、現金管理の手間や盗難リスクの軽減にもつながります。

また、d払いは、売上管理の効率化にも役立ちます。特に、不特定多数のお客さまが利用する小売店や飲食店、ECサイトなどは、日々の売上を管理するのは大変な作業です。d払いの決済データは自動的に記録され、必要に応じて簡単にダウンロードができるため、売上を管理する手間を軽減することができます。

加盟店向けのキャンペーンを利用できる

加盟店向けのキャンペーンを利用できる点も、d払いを導入するメリットのひとつです。
d払いでは、不定期で、加盟店を対象としたさまざまなキャンペーンを打ち出しています。たとえば、2024年12月現在では、メルペイとの共通QRコードの場合、通常なら2.6%かかる決済手数料が申込み月から最大6か月間無料になるといった、メルペイとd払いの共通QRコードを導入する店舗向けのキャンペーンを実施中です。このようなキャンペーンをうまく活用すれば、手数料負担を抑えながらd払いを利用できます。
なお、各種キャンペーンは変更・終了の可能性もあるため、ドコモの最新情報を確認しましょう。

店舗がd払いを導入する手順

実店舗で利用できるd払い(QRコード決済)には、店頭に掲示したQRコードをお客さまがスマートフォンで読み取る「ユーザースキャン方式」と、お客さまがスマートフォン画面に提示したコードを店舗が決済端末で読み取る「ストアスキャン方式」の、2種類の決済方法があります。このうち、店舗の導入コストを抑えられるのはユーザースキャン方式です。

ここでは、d払いをユーザースキャン方式(d払い・メルペイの共通コード)で導入する際の流れをご紹介します。

Webサイトで申込む

d払いはWebサイトでの申込みが可能です。加盟店申込みフォームに事業情報などを入力し、5~10分程度で申込みが終わります。

審査結果がメールで届く

申込みから数日後、メールで審査結果が届きます。申込み内容が不十分だった場合は、メールで追加情報を求められることがあります。審査結果のメールは、ドコモではなく株式会社メルペイから届くので注意しましょう。

スタートキットが届く

加盟店審査が完了したら、スタートキットが届きます。スタートキットの内容は、QRコードのほか、店舗用ガイドやポスター、POP、ステッカーなどです。届いたQRコードと掲示物を店頭に設置すれば、すぐにd払いの利用を開始できます。

キャッシュレス決済の導入ならd払いがおすすめ

多くの人が利用するAmazonでd払いがお得につかえることから、d払いユーザーやdポイント会員の増加が期待されています。このタイミングでd払いを導入することで、店舗にとっても、集客・売上アップや業務効率化などのメリットを得られる可能性があります。さらに、ユーザースキャン方式を選べば、初期費用も不要でスムーズにd払いの導入が可能です。

また、ドコモでは、d払い加盟店で利用できる「スーパー販促プログラム」を提供しています。「スーパー販促プログラム」をつかえば、お客さまに加盟店からのメッセージやキャンペーン情報を配信でき、集客や利用単価アップといった施策ができるようになります。
新たにキャッシュレス決済の導入をお考えの場合は、ぜひ、ドコモのd払いをご検討ください。


※QRコードは、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

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よくあるご質問

  • Amazonでもd払いは使える?

    Amazonの支払方法には、クレジットカードやコンビニ・ATM払い、代金引換などさまざまな種類がありますが、d払いも利用可能です。

  • Amazonの買物でd払いを利用するメリットは?

    Amazonの買物でd払いをつかうと、利用者にはさまざまなメリットがあります。主なメリットはAmazonでdポイントを利用すると、ポイントの二重どりができること、毎週金曜日・土曜日はポイントの還元率がアップすることなどです。また、はじめに設定をしておけば、その後は簡単に決済できることも挙げられます。

  • Amazonの買物でd払いできるのはドコモユーザーだけ?

    Amazonでd払いは電話料金合算払いのみしか利用できないため、d払いを利用できるのはドコモユーザーのみです。なお、d払い自体は無料のdアカウントさえ作成すれば、ドコモユーザーではない人でも利用できます。

監修者プロフィール

黒川一美さん

黒川 一美

日本FP協会 AFP認定者、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
大学院修了後、IT企業や通信事業者のセールスエンジニア兼企画職として働く。出産を機に退職し、自分に合ったお金との向き合い方を見つけるため、FP資格を取得。現在は3人の子育てをしながら、多角的な視点からアドバイスができるFPを目指して活動中。

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