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2023年1月20日

居酒屋でクレジットカード決済導入は必要?キャッシュレス決済のメリット

キャッシュレス

経営ノウハウ

個人事業主

居酒屋でキャッシュレス決済を導入するかどうかは、売上にも影響する重要なポイントです。客層に合ったキャッシュレス決済を導入しなければ、お客さまを取りこぼすリスクが高くなるからです。この記事では居酒屋でキャッシュレス決済を導入するメリットや注意点、自店に合ったキャッシュレス決済の選び方について解説します。

居酒屋におすすめのキャッシュレス決済の種類は?

日本政策金融公庫の調査によると、飲み会や食事会での支払いにおいて約47%の人が「現金以外で支払うことがある」と回答しています。この結果を踏まえて、居酒屋が導入するキャッシュレス決済の種類を見ていきましょう。

※参照:日本政策金融公庫「2019年3月 外食に関する消費者調査結果(飲食店でのキャッシュレス決済の意向・利用状況)」

電子マネー

電子マネーは、電子データのやりとりによって決済が完了するサービスです。代表的なサービスに「iD」などがあります。電子マネーの支払い方法には、「前払い」「後払い」「即時払い」があります。

最も一般的なのが、前払い(プリペイド)方式です。前払い方式は事前にお金をカードやアプリにチャージしておく仕組みになっています。後払い方式はクレジットカードと紐付けて決済する仕組みで、後日銀行口座から代金が引落されます。即時払い方式は銀行が発行するデビットカードと紐付ける方式で、リアルタイムで利用額が引落されます。電子マネーを導入する場合は、専用の読み取り端末が必要です。

QRコード決済

QRコード決済はQRコードと店側の情報や顧客の支払い情報を紐付けることで、決済アプリやクレジットカードから利用代金が引落される仕組みになっています。代表的なサービスにd払いなどがあります。

QRコード決済では、現金やクレジットカードがなくてもスマートフォンがあれば支払いが完了します。QRコード決済には大きくわけて2つあり、一つはお客さまがスマートフォンの決済アプリでQRコードを表示し、店舗側がそれを読み込む「ストアスキャン方式」、もう一つは、店舖側が掲示するQRコードをお客さまがスマートフォンの決済アプリで読み取る「ユーザースキャン方式」です。

ストアスキャン方式では、店舗側に読み取り専用の機器を用意する必要があり、導入時にコストがかかります。ユーザースキャン方式はお店のQRコードをレジ周りに掲示しておくだけで利用できます。読み取り端末が不要で、導入時のコストもかからないため、居酒屋に適したキャッシュレス決済といえるでしょう。

クレジットカード

クレジットカードは、日本で最も普及しているキャッシュレス決済です。利用額が後日指定口座から引落される仕組みで、高額の決済がしやすい決済方法といえます。後払いのため手持ちの現金がなくても好きなものを購入できるので、客単価アップも見込めます。お客さま側も現金にはないポイント還元やそのほかの付加価値から、あえてクレジットカード決済を選ぶケースも少なくありません。

居酒屋でクレジットカード決済を導入するためには、専用の読み取り端末が必要です。コストはかかりますが幅広い客層が利用する決済方法であるため、売上アップを期待できます。

デビットカード

デビットカードは、支払いと同時に銀行口座から利用金額が引落される決済方法です。銀行口座の残高以上の金額を使えないため、若年層にも適したキャッシュレス決済といえます。また、デビットカードの審査は厳しくないため、クレジットカードの審査に通らない人でも利用しやすいというメリットがあります。

居酒屋がキャッシュレス決済を導入するメリット

今や居酒屋にとって、キャッシュレス決済は必要不可欠なものといえるでしょう。キャッシュレス決済を導入するメリットは、以下のとおりです。

お客さまの取りこぼしを防げる

前述のとおり、飲み会や食事会では約半数の人がキャッシュレス決済で支払うと回答しています。キャッシュレス決済ができない居酒屋の場合は、特に一見客のお店選びの対象から外れてしまう恐れがあります。最初からキャッシュレス決済ができるお店を探している人も多いと考えられるため、キャッシュレス決済を導入していれば選ばれる機会も増えるでしょう。

いくら魅力的な雰囲気の居酒屋でも、現金しか使えないとなると「給料日前だからキャッシュレス決済ができる店にしよう」とほかのお店が選ばれるケースもあるでしょう。キャッシュレス決済を導入すれば、このような機会損失を減らす効果が期待できます。

客単価アップが期待できる

キャッシュレス決済を導入すると、客単価のアップも見込めます。現金決済しかできなければ、「この料理を食べてみたい」「もう1杯飲みたい」というときに手持ちの現金が少ないために断念する方もいるでしょう。キャッシュレス決済を利用できれば、好きなメニューを気兼ねなく追加できます。

居酒屋にとって、客単価アップは重要な課題です。お店の料理やサービスに自信があるならキャッシュレス決済を導入して、より利用しやすくしましょう。

外国人観光客の増加につながる

キャッシュレス決済を導入すると、日本よりもキャッシュレス決済が普及している外国人観光客の増加も期待できます。円安の場合は、外国人にとって日本で飲食や買物を楽しむチャンスとなっています。インバウンド需要の取込みは、居酒屋にとっても大きなメリットといえます。円安によって、日本のお酒や料理を居酒屋でカジュアルに楽しみたい外国人の高額利用も見込めるでしょう。

会計がスムーズにできる

キャッシュレス決済では現金の授受がないため、会計がスムーズになります。計算やお釣りのミスの心配もなく、生産性が向上します。現金の決済に手間取ると、忙しい時間帯にはオペレーションが乱れ、お客さまの満足度の低下につながりかねません。

キャッシュレス決済を導入すると閉店後のレジ締めの作業も簡単になり、特に少人数で運営している居酒屋ではメリットが大きいでしょう。

衛生面で安心できる

キャッシュレス決済は現金に触れないので衛生的であり、コロナ禍で接触を気にするお客さまにも安心して利用してもらえます。特にQRコード決済や電子マネーは、物理的な接触のない会計ができます。

お金の管理がしやすい

キャッシュレス決済では売上の都度入金があるわけではないので、現金の管理が簡単になります。居酒屋のような店舗で現金を扱うと、帳簿と現金の突き合わせなどの作業には大変な手間がかかります。

キャッシュレス決済であれば売上の記録が残り、実際の残高と帳簿の残高の相違なども発生しにくくなります。特に小規模な居酒屋では、営業時間外の帳簿付けなどに苦労するケースが少なくありません。キャッシュレス決済は、効率的な運営の味方となるでしょう。

防犯につながる

キャッシュレス決済を導入すると現金の取扱いが減り、お店で用意するお釣り用の現金も減るため、防犯につながります。閉店後に売上金を店で保管する場合は盗難の恐れがありますが、キャッシュレス決済は居酒屋のセキュリティ向上にも役立ちます。

居酒屋がキャッシュレス決済を導入する際の注意点

キャッシュレス決済はお客さま側には特にデメリットはありませんが、店舗側には注意すべきことがあります。事前に確認しておきましょう。

導入費用がかかる

導入するキャッシュレス決済によっては専用端末が必要になる場合があり、種類によっては数万円のコストがかかります。専用端末が必要になるのは、主に電子マネーやクレジットカード決済です。一方でQRコード決済は初期費用がかからないサービスもあり、d払いもその一つです。

手数料がかかる

キャッシュレス決済の手数料では、一般的に約3%程度の決済手数料がかかります。また、別途ランニングコストがかかることもあるため、導入前に確認しておきましょう。決済手数料はサービスによって異なるため、比較検討した上で選びましょう。

入金に時間がかかることも

キャッシュレス決済は締めから入金までのサイクルが長いサービスもあるため、注意が必要です。現金決済ならすぐにお金が入りますが、入金サイクルの遅いキャッシュレス決済を選ぶとキャッシュフローが悪化する恐れがあります。導入を検討する際は、入金のタイミングも確認しておきましょう。

居酒屋のキャッシュレス決済の選び方

前述のとおり、キャッシュレス決済にはいくつか種類があるため、自店に適したサービスを選ぶ必要があります。居酒屋が導入するキャッシュレス決済を選ぶにあたって、どのような点に着目すればよいのでしょうか。

お店の客層に合った決済方法を選ぶ

居酒屋でキャッシュレス決済を導入する場合は、地域や客層に合った決済方法を選択することが大切です。たとえば、クレジットカードは全国で普及していますが、QRコード決済はあまり普及していない地域もあります。また年代によっても選ばれる決済方法は変わってきます。40代以下であればQRコード決済が普及していますが、50代以上はクレジットカードの利用者の方が多いようです。外国人のお客さまを増やしたい場合は、主な国や地域で普及している決済方法を調べてみるのも効果的といえるでしょう。

できるだけローコストの決済方法を選ぶ

キャッシュレス決済を導入する場合は、できるだけ初期費用・決済手数料などのコストを抑えられる方法を選びましょう。特に決済手数料は、キャッシュレス決済を利用するたびにかかります。決済手数料は利益にも影響するため、重点的に検討しましょう。

ユーザー数の多い決済方法を選ぶ

同じキャッシュレス決済方法であればユーザー数が多いサービスを選ぶとよいでしょう。より多くのお客さまに自店が選ばれやすくなります。d払いなら約9,040万人のdポイントの会員基盤を持ち、ユーザー数の多い決済手段の一つといえます。

居酒屋のキャッシュレス決済ならd払いがおすすめ

ここまでの内容を踏まえると、居酒屋のキャッシュレス決済にはd払いがおすすめです。

d払いをおすすめする理由

d払いは初期費用が無料で、Webサイトから新規で申込んだ場合、はキャンペーンにより決済手数料も無料*1で利用できます。QRコードを設置するだけなので、手軽に導入できることもメリットです。また、dポイントの会員基盤を活かした集客・販促プログラムを利用できるので、お店の認知度がアップし、売上アップも期待できます。まずはキャンペーンを利用して導入し、効果を実感してください。

キャンペーンの詳細はこちらからご確認ください。

*1 メルペイとの共通のQRコード決済を利用した場合。

まとめ

キャッシュレス決済は、居酒屋にとって必要不可欠のインフラといえます。ユーザーニーズの高いキャッシュレス決済サービスを導入し、新規顧客獲得や客単価アップを図りましょう。

d払いは、多くのユーザー数を持つQRコード決済です。QRコードを設置するだけなので、初期費用もかかりません。今後の集客を考えるなら、会員基盤が大きいd払いの導入をおすすめします。

※QRコードは、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

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よくあるご質問

  • 居酒屋がキャッシュレス決済を導入するメリットは?

    キャッシュレス決済を導入することで、お客さまの取りこぼしを防げたり、客単価アップが期待できます。また、外国人観光客の増加につながるためインバウンド需要にも対応できます。ほかにも会計がスムーズになったり、お金の管理がしやすいなどさまざまなメリットがあります。詳しくはこちらをご確認ください。

  • 居酒屋がキャッシュレス決済を導入する際の注意点は?

    導入するキャッシュレス決済によっては専用端末が必要になる場合があり、種類によっては数万円のコストがかかります。また、キャッシュレス決済の手数料では、一般的に約3%程度の決済手数料がかかります。キャッシュレス決済は締めから入金までのサイクルが長いサービスもあるため、注意が必要です。詳しくはこちらをご確認ください。

  • 居酒屋のキャッシュレス決済の選び方は?

    居酒屋でキャッシュレス決済を導入する場合は、地域や客層に合った決済方法を選択することが大切です。できるだけ初期費用・決済手数料などのコストを抑えられる方法を選びましょう。また、ユーザー数が多いサービスを選ぶと、より多くのお客さまに自店が選ばれやすくなります。詳しくはこちらをご確認ください。

執筆者プロフィール

松田聡子さん

松田 聡子

ファイナンシャルプランナー 日本FP協会認定CFP
明治大学法学部卒。金融系ソフトウェア開発、国内の生命保険会社の法人営業を経て2007年に独立系FPとして開業。企業型確定拠出年金の講師、中小企業とそのオーナーのFP顧問、個人向け相談のほか、現在は金融ライターとしても活動中。業務で通じて得た最新情報を相談や執筆でフィードバックすることがFPとしてのライフワーク。
経営体質改善のヒント

https://gunmaf.net/gunmafp/

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