1YouTuberになってから一番苦労した経験と乗り越え方は?
サラタメさんがYouTuberになってから、一番苦労したことについてお聞かせください。
立ち上げたばかりの時期が一番しんどかったですね。
当時はビジネス系のYouTubeが少なく、狙い目だと感じる一方で、本当に需要があるのだろうかと不安もありました。
はじめの3ヶ月は、動画一本あたりの再生回数はよくて数十回。
チャンネル登録者数も、一人増えたと思えば、次の日には一人減っているような毎日でした。
本当に伸びていくのだろうかと不安に思いながら、1日3時間を動画制作に充てるのは、非常に苦しかったですね。
たしかに、目に見える数字が伸びない時期は不安が大きそうです。
おそらく今からYouTubeをはじめる人とは、ちょっとだけ観点が違うんです。
今だと競合がたくさんいて、ある程度正解といえる事例があり、どのスキマを狙うべきかで悩む人が多いと思います。
私の場合は、ジャンルが未開拓すぎて正解がなく、何をしていいかさえも分かりませんでした。
「もしかしたら自分のチャンネルが伸びないのは顔出しをしていないからかもしれない」など、いろいろな方向に悩んでしまいましたね。
そこで諦めてしまうYouTuberも多いと思います。
サラタメさんはどうやって乗り越えたのでしょうか?
当時5Gというワードが頻繁に取り上げられていました。
ネット回線が爆速になれば、動画で情報収集する人たちが増えるだろうという論調もあり、それならば自分も大丈夫だろう楽観的に捉えていましたね。
何よりも、私自身が切羽詰まっていなかったことが大きいです。
サラリーマンの副業なので、YouTubeがバズらなければ飯が食えなくなるような、お金に困っている状況ではありませんでした。
目標も、65歳で定年退職したときにYouTubeの知見で月20~30万円稼げるようになりたいという、あえて長期スパンでかつ低いものにしました。
YouTubeをはじめたのが、27歳。
30年以上やって月30万円稼げないはずがないと思いましたし、焦る気持ちもありませんでした。
また、当時は非常にホワイトな残業なしの企業に勤めていたため、毎日3時間YouTubeに費やしていても、プライベートを充実させることができました。
ワークライフバランスがとれていたことも乗り越えられた理由の1つだと思います。
長期スパンで無理のない目標を立てたことで、乗り越えることができたんですね。
もしこれが、副業ではなく、「今月までに必ず10万円必要だ」といった状況だったら、焦っていたかもしれませんね。
また、正直な話をすると、はじめて3ヶ月目で動画が1本バズり、すぐにチャンネル登録者数1万人を突破することができたんです。
生々しい話ではありますが、再生回数が増えたり、コメントが増えたり、チャンネル登録者数が増えたり、そして収益をいただいたりなどの反響を得られたのは、大きなモチベーションになりました。