シェアする
Twitterでシェア Facebookでシェア

インターンで気づいた、働き方の課題。
テクノロジーで、働くことを幸せに

ナレッジネットワーク株式会社に所属、ビジップ株式会社COO、NPO法人学⽣ネットワークWANの事務局長 平野 賢正
目次
  1. 卒業半年前に休学、インターンへ
  2. テクノロジーを使えばもっと楽しく働ける
  3. 日本に存在する全ての人を幸せに

人はどのようにして大切にしたい価値観に気づき、人生の軸を見つけるのか。各界で活躍する方の人生ストーリーから紐解きます。今回は、研修などを手がけるナレッジネットワーク株式会社に所属しながら、福岡のビジップ株式会社でCOOを務め、NPO法人学⽣ネットワークWANの事務局長も務める平野賢正さんをご紹介。

ある起業家の講演に感銘を受け、2年半休学してベンチャー企業のインターンをした平野さん。インターンを経験する中で、地方の働き方に課題意識を感じるようになりました。平野さんが実現したい次世代の働き方とは。お話を伺いました。

1卒業半年前に休学、インターンへ

小さいころから勉強はできるほうで、とくに好きな科目は数学や物理でした。
高校卒業後は福岡の大学の地球環境工学科に進みました。
このまま楽しい大学生活を送って大学院に進んだ後はメーカーで研究職として働くんだろうなと、漠然とした将来を描いていましたね。
大学生のころは、授業を終えた後はアルバイトと大好きなゲームに明け暮れていました。

所属する学科の授業の一環で、大学が指定した鉱山会社に2週間ほどインターンに行く機会がありました。
制服に着替えてヘルメットをかぶって現場で仕事を経験する中で、将来こうした会社で働く自分を想像したとき、長く働くイメージが持てませんでした。
自分には向かないなと思いましたね。

大学3年生になって就活の時期になり、具体的に将来のことを考え始めたとき、なんとなく大学院に進もうと思っていましたが、もしかしたら大学院に行くことだけが選択肢ではないかもしれないと思いました。
そこで、大学院という選択肢は頭に入れつつ、就職活動を始めることにしました。

大学3年生が終わるころ、起業家の孫泰蔵さんの講演を聴く機会がありました。
孫さんは、僕が当時ハマっていたスマホゲームをつくった会社の創業者としても知られていて、「未来のつくり方」や「イノベーションの起こし方」などをテーマにした講演でした。

孫さんの話はとても面白かったです。
社会の未来って、こんな人の手でつくられているんだなと思いましたね。
それから起業家の本を読むようになり、新しいサービスやコンテンツをつくるベンチャー企業に関心を持ちました。
就職活動も主体的に仕事ができそうな会社に絞り、スマホアプリをつくっている東京のベンチャー企業から内定をもらいました。

就職活動をしながらベンチャー企業のことを知るうちに、企業勤めも悪くないけど、自分の手で新しいビジネスやサービスをつくり出せることができたらもっと面白いなと思うようになりました。

大学の卒業まで残り半年でしたが、僕は大学を休学してベンチャー企業にインターンとして入りました。
友達からは社会に出るのが数年遅れるけど大丈夫なのか、と心配されました。
でも、社会に出てからベンチャー企業で働くのと、休学してインターンするのは自分の中では同じことだと思ったので、卒業が遅れてもまったく問題なかったです。
とりあえず1年間はインターンとして働いてみようと思いました。

2テクノロジーを使えばもっと楽しく働ける

文章を書くのが好きだったので、それを仕事にしたいと思い、インターン先が運営するオウンドメディアで記事執筆をしたり、会社が主催するイベントを手伝ったりしました。
アルバイトのように決まった仕事をこなす感覚ではなく、自分で企画・提案して仕事をみんなでつくり上げる。
新しいサービスやビジネスって、こうやって生まれるんだと肌で感じましたね。
休学してインターンを始めて良かったと思いました。

数ヶ月後、若者向けの政治メディアを運営していたベンチャー企業にライターとして参加しました。
この会社が、現在僕がCOOを務めるビジップ株式会社です。
代表以外の主要メンバーが全て学生という環境で、僕はライターだけでなく、組織の運営にも関わるように。
さらに、ビジップ株式会社の代表が理事長を務めるNPO法人学生ネットワークWANのスタッフとしても関わるようになりました。

しばらくして、このNPOが新たに地方創生に関するプロジェクトを開始し、僕は代表と一緒に地方に足を運ぶことが多くなりました。
各地を回ることで、地元の会社経営者や自治体の職員の方など、これまでに会ったことのない人たちと交流するようになりました。
経営の話やまちづくりの実例や課題が聞けて面白かったですね。
こうした方々の話を通じて、地方創生に興味を覚えました。

地域の経営者などと仕事の話をしていると、働き方や業務の効率化に課題があるなと思うようになりました。

インターンをしていた時の様子

インターンをしていた時の様子

ベンチャー企業は生産性を上げるために業務効率化のITツールを積極的に使います。
業務効率化によりうまれた時間で新しい仕事をつくったり、余暇を楽しんだりしています。
僕が足を運んだ地域の方々の職場に業務効率化のツールなどがもっと導入されれば、働く人が新しいことに取り組む時間もできるし、効率が悪くストレスを感じていた仕事から解放され、やり甲斐のある仕事につながるんじゃないか…。
そうなれば、働くことが楽しくて幸せになると思ったんです。

多くの人は働かなければ生きていけないので、どうせ働くなら楽しく働いたほうがいい。
僕は地方の働き方の現状に課題を感じるようになりました。

地域での活動が面白くて、休学は当初より延びて2年半となりました。
復学して卒業するための勉強をしながら、卒業後の進路を考えました。
福岡で就職するか、上京して就職するか、地方創生にも興味があったので地元の下関に帰るか、いろいろな選択肢を検討しました。

考えた結果、福岡という程よい規模の都市にいながら、フットワークの軽さを活かして東京にも地方にも関わったほうが、自分の力を最大限に発揮できると思いました。
そこで、僕は自分が学生時代に関わってきたNPO法人学生ネットワークWANの理事長が経営するナレッジネットワーク株式会社に就職しました。

3日本に存在する全ての人を幸せに

現在はナレッジネットワーク株式会社の社員として働きながら、学生時代にインターンをしていたビジップ株式会社のCOOとNPO法人学⽣ネットワークWANの事務局長を務めています。

ナレッジネットワークでは企業研修・地方創生事業、ビジップでは中小・ベンチャー企業や自治体を支援する事業、そしてWANでは学⽣が将来やりたいことをできる場をつくるお手伝いをしています。
3つの組織に関わりながら、あらゆる分野の次世代人材育成に取り組んでいるところです。

今後は、働くことがもっと楽しくなる世の中にしていきたいです。
労働がしんどくてつらい、苦痛だと思う人もいます。
確かに苦労はありますが、それはスポーツの練習がつらいのと一緒です。
スキルを得るためにはある程度つらい時期も必要だと思うんです。

スキルを身につけた後、そのスキルを活かして楽しく働く方法を考える人が増えればいいと思っています。
学生に対してもそう思っています。
でも、いきなり楽しく働くのは環境的にも難しいので、テクノロジーを使って組織や業務の効率化、新しいビジネスの創出、働くことに対する意識の変革を図っていきたいです。

イベントの進行をしている平野さん

イベントの進行をしている平野さん

僕の究極の目標は、日本に存在する全ての人が幸せな状態をつくることです。
幸せの形は人それぞれだけど、人生の中で大きな割合を占める「働くこと」に関しては、苦労や悩みを抱えている人はとても多い。
日本人の労働や仕事に関する苦労や悩みをテクノロジーの力を使って解決していきたいです。

働くことを通じて、みんながより幸せに、より楽しく人生を過ごせる次世代の働き方をつくっていきます。

この記事は役に立ちましたか?
はい いいえ
ご協力ありがとうございました
Related Stories

関連ストーリー

この記事を読んでいる人は、こんな記事も読んでいます
シェアする
Twitterでシェア Facebookでシェア

マイマガジン

旬な情報をお届け!随時、新規ジャンル拡充中!