
#56
薄井 シンシア
ホスピタリティ
プロフェッショナル/
エッセイスト/
女性コミュニティ運営
1959年生まれ
プロフェッショナル/
エッセイスト/
女性コミュニティ運営
1959年生まれ
主婦のキャリア構築
を支援
20歳
原点
「女性に教育は不要」
という慣習が嫌で
フィリピンから日本に留学
日本の大学に進学し、
卒業後は貿易会社へ
30歳
転機
日本人男性と結婚
子どもを授かる
「娘を育てる以上に
大事な仕事があるのか」
会社を辞め、
専業主婦になる
30代
専業主婦生活
専業主婦を一つの
キャリアととらえ、
仕事感覚で家事をこなした
47歳
喪失感
娘がアメリカの大学に進学
タイとアメリカで離れて
暮らすことになった
「私はこれから
何をすればいいんだろう」
職を失ったような気分だった
47歳
きっかけ
娘が通っていた高校で
食事指導の仕事をもらった
生徒700人の顔と名前を
憶えた仕事ぶりが評判となる
このまま仕事を続けるか、
転勤する夫についていくか悩んだ
決意
娘に専業主婦以外の生き方でも
母親になれる
と示したい
一人タイに残り
仕事をすることを決めた
52歳
実績を積む
日本に戻ってきてからは
時給1,300円の
パート勤めから始めた
現在は大手企業で
ホスピタリティ担当を務める
ママになって
本当に
よかった。
本当に
よかった。
17年の専業主婦の「仕事」がキャリア構築の土台になっていた。娘に感謝をしながら、仕事を続けていく。