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無人島生活も世界一周旅行も起業も「ちょっとやってみた」私の生き方

フリーランスのエンジニア・クリエイター 小田 貴志

3失敗を次の発見を見つける手段に

フリーランスのエンジニア、ウェブデザイナー、動画作成で生計を立てながら、食に関する日本での課題を探し続けていきました。
その中で、共働きの家庭や単身世帯の人たちが、栄養があって温かい食事をきちんと取っていないことに気づきました。
そこで、ご近所の人が作った家庭料理をシェア出来るサービスを2019年末に東京で立ち上げました。
昭和時代の日本は、おばちゃんが作った料理を近所におすそ分けする文化がありました。
これを私たちが家庭に届けるような仕組みです。

私は人生の中で「ちょっとやってみる」を大切にしています。
ちょっとやってみて、自分に向いているか向いてないか決めればいいと思うんです。
まずは一回やってみる、それでダメだったら次の方法を探せばいいだけですから。

そう思えるようになったのは、学生の時に死にかけた体験が大きいです。
明日死ぬかも知れない。
そう考えるからこそ、人生に対してモチベーションを維持し続けられると思っています。
私は明日死んでもいいように、自分が楽しくてワクワクする人生を選択し、そこに真っ先に飛び込んでみるようにしています。

挑戦を掲げて生きていても、迷うことはあります。
そんな時は自分が好きで楽しいと思うかどうかを真っ先に選択するように心がけています。
辛いことを避けているのではと思われがちですが、決して逃げることではないと思っています。

「好きで楽しい」を選択する生き方をするようになったとき、子どもの頃のことを思い出しました。
家族でレストランに行ったとき、並べられた料理の中から、父親がデザートについていたイチゴから食べ始めたんです。
なんでご飯の前にイチゴを食べるのか聞いたら、「今ここで地震が起きて建物が崩れたら、好きなイチゴが食べられなくなる。だから先に食べたんだ」と言ったんです。
その時、「確かにそうだな」と子どもながらに感じていました。
「好きで楽しい」選択肢は父親の影響があるのかな、とも思いましたね。

人生の旅や冒険は、楽しくなければいけません。
現実的な考えの人は言い訳や理由をつけて、旅や冒険をしたがりません。
賢い人は一歩踏み出すときに考えるクセがあると思いますが、勇気を持って楽しいほうに踏み出せば、楽しい人生が待っていると思います。

私は人生に中長期的な計画は持っていません。
まず決めて、やってみて、行ってみて、そこから考えながら軌道修正していく感じですね。
毎回違うことが起きるのでワクワクしますし、試行錯誤をしながら進んでいくのが楽しいんです。
小さいときは自分でおもちゃなどを作ってきて、その過程で試行錯誤が染みついています。
試行錯誤というと言葉のイメージはネガティブに捉えがちですが、私は創意工夫という言葉に置き換えてポジティブに変換しています。

もちろん失敗もたくさんします。
でも私は、失敗を失敗と捉えていません。
人生は一度きり、明日死ぬかも分からないので思うがままにやった者勝ちだと思っています。
失敗を次の発見を見つける手段として次に生かし、ダイナミックな人生を歩んでいきたいと思います。

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