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ダメリーマンから「片付けパパ」へ。
伝えたいのは人生を変える思考の整理法

片付けパパ代表 大村 信夫

2片付けとの出会いで拓けた人生

そんな中、たまたま高校の同級生が片付けのプロとして活動していると知りました。
僕の家族は全員、片付けが得意ではなく、家の中は常に散らかり放題だったので、ちょうどいいと思い、お願いしました。

プロにさまざまなノウハウを聞く中で、片付けはセンスではなくスキルでするもので、誰にだってできるものなんだと学びました。

また、ものが整えば心も整うのだとも実感しました。
片付けのノウハウを通して綺麗なまま暮らす考え方が身につき、誰も散らかさなくなったのです。
探し物が少なくなり、イライラする時間が減りましたし、片付けによってこんなに人の心は変わると感動しました。

そんなノウハウをもっと学び、人に伝えたいと思い、男性では珍しい片付けのプロ資格「整理収納アドバイザー」を目指すように。
資格の勉強では、具体的な片付け手法を学びました。
ただ、勉強するほど、片付けの基礎となっている考え方は他の日常生活でも活かせるのではと思うようになりました。

たとえば、片付けの本質は「選択と集中」で、優先順位を決めるのが大事でそれは仕事や人生においても同じです。
だからこそ片付け時に用いる取捨選択のフレームワークはそのまま仕事や人生での優先順位づけにも転用できると思ったのです。
これまで人に会ったり、ビジネススクールや勉強会で学んできた考え方と整理収納アドバイザーでの学びが融合した瞬間でした。

片付けを通して、思考を整理し、人がやりたいことを見つけるお手伝いができると気づき、この考え方を多くの人に伝えたいと思うようになりました。
私自身、無為に生きるのをやめたことで人生を大きく変えられたので、そんな経験を多くの人に味わってほしいと思ったのです。

出会う人が自分らしい花を咲かせる応援をする、それこそが自分の使命であり、ミッションだと思いました。
そのため自分は「ミツバチ」でありたいと思いました。
ミツバチはいろいろな花を行き来しながら、受粉のお手伝いを行います。
僕も、今まで学んできたことや知り合った人を通して、動き回りながら人にきっかけや気づきを与えたいと思ったのです。

そこで、会社に申請を出し、片付けの考え方を通していろいろな人が自分のミッションを見つけるお手伝いを副業として始めました。
認知されやすいように自分を「片付けパパ」と呼ぶようにもなりました。

次は
3. もっと多くの人が自分らしく生きるお手伝いを
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