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ダメリーマンから「片付けパパ」へ。
伝えたいのは人生を変える思考の整理法

片付けパパ代表 大村 信夫
目次
  1. 父と母の死が教えてくれた命の使い方
  2. 片付けとの出会いで拓けた人生
  3. もっと多くの人が自分らしく生きるお手伝いを

人はどのようにして大切にしたい価値観に気づき、人生の軸を見つけるのか。各界で活躍する方の人生ストーリーから紐解きます。今回は、大手電機メーカーで働くかたわら、副業として片付けのノウハウを教える「片付けパパ」として活動する大村信夫さんをご紹介。

40歳まで典型的な「ダメリーマン」だった大村さんは、たまたま「片付け」と出会い、その魅力に気づきます。また、片付けの根本にある考え方が仕事や人生にも活用できると感じ、人が自分らしく生きるお手伝いを始めます。大村さんがどのようにして自分の使命を見つけていったのか、お話を伺いました。

1父と母の死が教えてくれた命の使い方

僕は、就職して20年近く典型的なダメリーマンでした。
目標もなくだらだら生き、40歳を迎えようとしていたある日、久しぶりに実家に帰省。
家の整理をしていると、物心つく前に亡くなった父が親戚に宛てた手紙を見つけました。

そこには家庭を顧みずに仕事や同僚や部下との付き合いを優先していたこと、もっと家族と一緒に過ごせばよかったと後悔していたことが綴られていました。

手紙の最後には、「家族ともっと過ごしたい、一日でも長く生きたい」と書かれていました。

僕が毎日無駄に過ごしていた一日は、父にとって、何としても生きたかった一日だったと気づき、自分の生き方では必ず後悔する、変わらなければと思いました。

どうすればもっと有意義に生きられるのかと、いろいろなセミナーや交流会に顔を出すように。
毎日を楽しそうに生きている人たちとお会いし、何に取り組んでいるのか、どんな想いをもっているのか聞いて回る中で、毎日をワクワク生きている人たちは人生のミッションや使命を発見し、実践しているという共通点があると気づきました。
自分の使命とはなんだろうと考え始めるようになりました。

父の手紙を読んで1年後、今度は母にガンが見つかりました。
それから1年もせず、容体が急変。

急いで病室に駆けつけると、ドラマのワンシーンのような状況が広がっていました。
ベッドの上に母が横たわり、その回りを医者や看護師が取り囲む。
静かな病室で心電図だけが「ピッピッ...」と鳴り続けます。

ついに、規則正しく鳴っていた音が途切れ「ピー」っと長い電子音が鳴りました。
その瞬間、僕はまるで母の時間だけが「ぽっかり」と無くなったような、不思議な感覚を味わいました。
他の人には流れている時間が、母にはない。
母の時間はずっと止まったまま。
命とは時間」という言葉が腑に落ちました。

辛い気持ちの中、現実から逃げるようにたくさんの本を読み漁って見つけた本。
そこに「人生で大事なのは自分以外の人に自分の時間を使うこと」と書かれてありました。
思えば母は、たとえお金はなくても自分の時間を他人に使えば喜んでもらえるんだと言っていたことを思い出しました。

時間とは命であり、他人のために時間を使うことこそ「使命」なのだと悟りました。

次は
2. 片付けとの出会いで拓けた人生
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