SMAP解散騒動が収まりをみせない中、木村拓哉(43)の最近の姿が話題を集めている。今月中旬、木村拓哉は中国の女性フォトグラファーである、Chin in hi(チン・インヒ)氏のインスタグラムに登場。この写真はアップされた時期的に、直近の木村拓哉の姿であると言われている。

 しかし写真の木村が、いつもより首元がややすっきりしており、どこか弱々しい印象を受けてしまうのだ。そのためこれを見たファンからは、「痩せすぎ。大丈夫かな…」「ちょっと心配になる感じ」と、木村を案じる声が挙がっている。

 一部では「役作りなのでは」という意見もあるが、それ以上に、今回の騒動によるストレスが原因なのではと指摘する声が圧倒的に多い。

「今回の騒動で木村は、解散のきっかけを作った裏切り者というイメージがついてしまいました。イメージダウンになるバッシングも相当受けているので、今までにないくらいの精神的ダメージを受けているのではないでしょうか」(芸能関係者)

 SMAPの継続を希望していた木村にとっては、解散までグループを全力で盛り上げようとする気持ちは誰よりも強いはずだ。しかし同じSMAPファンの中でも、解散を希望するメンバーのファンからは目の敵にされているのが現実。こうした心労が、実際に目に見えるかたちで現れてきているのかもしれない。

■グングン下がる好感度…夫婦揃って行く末見えず

 今回の騒動で悪者扱いされてしまったのは、木村だけではない。妻である歌手の工藤静香(46)も、今年冒頭の事務所独立騒動時、木村に事務所残留を勧めたと報道されてイメージも大きく下降させている。

 さらに工藤は、普段からジャニーズ事務所の上席と交流があるとも言われており、当初はその内助の功ぶりが評価されていた。しかし解散が現実になるにつれ「木村のブレーンなのでは」という評価へと変化していった。さらに今月2日に発売された『フライデー』(講談社)のインタビューでの、「工藤静香とSMAPはなんの関係もない」という発言が、「自己弁護だ」とひんしゅくを買うことになったようだ。

「実際に“姉さん女房”の工藤に、木村は依存しきりだと言われています。木村がこれまでスターとしてのイメージを保つことができたのも、工藤が自分のポジションをわきまえていたからこそ。このバランスが崩れてしまったことで、これまで築いてきた“キムタクブランド”の株も下落させてしまったようです」(前出・記者)

 また、これまで俳優としての活動が中心だった木村をバラエティに進出させようとする動きも一部であるようだ。一度下がってしまったイメージを戻すのは非常に難しい。解散後、木村がどのような立ち回りをするか注目だ。

文・橘カイト(たちばな・かいと)※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。