「ジャニーズ事務所は解散を思いとどまるよう説得していたが、香取慎吾、草なぎ剛が強く解散を言い張った」
SMAP解散以降、スポーツ紙をはじめとする御用マスコミは一斉にこうした情報を垂れ流し、今では、解散は香取、草なぎの意思というのが、完全に事実として定着してしまった。
しかし、本サイトはこれまで一貫して、こうした報道がウソだと否定してきた。
すると、ここにきて、ジャニーズファンやSMAPファンから、本サイトの主張を裏付けるような情報がもたらされた。
ジャニーズ事務所の説明によれば、解散が決まったのは8月10日、ジャニー喜多川社長のもとを中居正広、香取、草なぎ、稲垣吾郎の4人が訪れ、そこで香取、草なぎが解散を強く主張したことだったという。
さらに、「週刊新潮」(新潮社)など複数の報道によれば、そのジャニー社長と4人の面談があった時間は16時から1時間30分、17時30分までだったとされている。
ところが、その日のその時間、ジャニー社長は全く別の場所で目撃されているのだ。
それは、ジャニーズ所属のアイドル、A.B.C-Zのファンのツイッターで明らかになった。
〈びっくりしたのがわたしの真後ろにジャニーさん!!! キャップ、メガネ、縦ストライプのシャツで開演3分前くらいに若干よろめきながら入ってきた!!初めて見たけど普通のおじいちゃんすぎて...!〉
ちなみに、この日のABC-Zのコンサートの開演時間は17時。ツイートによれば、3分前、つまり16時57分にはジャニーさんは会場に入ってきたということになる。どんなにがんばっても、ジャニーさんが16時から17時30分までとされる話し合いに参加することは不可能だろう。
しかも、このツイートはコンサートのあった10日、解散発表の4日も前につぶやいているから、このファンが意図的にウソの情報を流すというのもありえない。
もちろん、見間違いということはありうるが、10日のA.B.C-Zのコンサートでのジャニーさん目撃談をツイートしたのはひとりではなかった。
その後、SMAPファンがこのツイートを見つけ、「ジャニーさんは2人いるの? ジャニーさんってテレポートできるの?」「10日の話し合いって本当にあったの?」と、大騒ぎになった。
さらに、SMAPファンが首をひねることがもうひとつあった。それは、解散発表から3日後の17日から、SMAPのファンクラブ会員に、ファンクラブの活動停止のお知らせハガキが届いたことだ。ハガキは、年会費の返金や会報送付などについて案内し「新たに、彼らひとりひとりの活動を応援していただける、新サービスの提供を検討しております」と、メンバー5人それぞれのファンクラブを開設することを示唆していたというが、SMAPのファンクラブ会員は約100万人いると言われる。たった3日でそれだけの数のハガキを印刷、郵送することが果たして可能なのだろうか。
実際、あまりの対応の早さにファンの間でも、「解散はもっと前に決まっていたんじゃないか」と訝る声が続出したという。
もちろん、こうした情報はファンならではのバイアスがかかっている可能性もあり、そのまま鵜呑みにすることはできない。
しかし、この件に限らず、SMAP解散に関するジャニーズの経緯説明があまりに不自然なのは事実だ。
たとえば、10日の話し合いには、木村拓哉がハワイに行っていたため、欠席していたとされる。ジャニーズの息のかかった芸能マスコミは「香取、草なぎがその隙を狙って強引に解散に持ち込んだ」といった報道をしているが、普通なら、木村が欠席しているうちに、勝手に解散を決めるなんてことはジャニーズ事務所が認めるはずがない。それがすんなり決まって、翌日の役員会で承諾が得られ、解散が正式決定する。
これはやはり、ジャニーズ事務所がSMAPを解散させたがっていた。そして、既定路線で解散に追い込んでいったと考えるのが自然だろう。当初、5人とも現状維持でいいと言っていたのに、木村を中心にまとまり25周年コンサートをやらないなら、休業するしかないと迫り、香取、草なぎ、稲垣に対しては仕事をじわじわと干し上げ、ジャニーズ脱退を口にせざるをえないところまで追い込んでいったのだ。
SMAPファンの間では、他にもさまざまな疑問の声が上がっている。たとえば昨日から今日にかけて届いたというファンクラブの会報の最新号では、メンバー5人中4人がコンサートに前向きな発言をしていたとの情報もある。
本サイトは今後もさらに取材を続行し、ジャニーズ事務所と御用マスコミのウソを暴いていくつもりだ。
(時田章広)